電気ポットのプラグを抜くと年約3,330円|テレビ・パソコン・キッチン家電の省エネ

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結論:電気ポットのプラグを抜くと、年約3,330円です

資源エネルギー庁の省エネポータルサイトから、テレビ・パソコン・キッチン家電の数字を集めて、金額の大きい順に並べます。

順 やること 条件 年間の節約額
1 電気ポットは長時間使わないときプラグを抜く 2.2L沸騰→1.2L使用後、6時間保温した場合と、プラグを抜いて再沸騰させた場合の比較 約3,330円
2 食器を洗うとき給湯温度を40℃→38℃に 65Lの水道水(20℃)、2回/日、253日(冷房期間を除く) 約1,430円(ガス)
3 根菜の下ごしらえをガスコンロから電子レンジに ジャガイモ・里芋、365日1日1回 約860円
3 果菜の下ごしらえをガスコンロから電子レンジに ブロッコリー・カボチャ、365日1日1回 約1,000円
3 葉菜の下ごしらえをガスコンロから電子レンジに ほうれん草・キャベツ、365日1日1回 約940円
4 デスクトップPCの使用を1日1時間減らす ― 約980円
5 テレビを見ないときは消す 液晶50V型、1日1時間減らした場合 約895円
6 テレビの画面の輝度を1割下げる 液晶50V型 約581円
7 ガスコンロの炎を鍋底からはみ出さないよう調節 水1L(20℃)を沸騰、強火→中火、1日3回 約390円
7 デスクトップPCの電源オプションを見直す 「モニタの電源をOFF」→「システムスタンバイ」(3.25時間/週、52週) 約390円
8 ノートPCの使用を1日1時間減らす ― 約170円
9 ノートPCの電源オプションを見直す 同上 約50円

上位を見てください。保温をやめることとお湯の温度を下げることが並んでいます。「こまめに消す」より、ずっと通電し続けているもののほうが大きいということです。

1. 電気ポットが1位になる理由

比較の条件を正確に読みます。

電気ポットに満タンの水2.2Lを入れ沸騰させ、1.2Lを使用後、6時間保温状態にした場合と、プラグを抜いて保温しないで再沸騰させて使用した場合の比較

年間で電気107.45kWhの差です。沸かす回数が増えても、6時間保温し続けるほうがエネルギーを使うという結果になっています。

サイトの「省エネレッスン」は、こう書いています。

低めの温度で保温して必要な時にその都度再沸騰させましょう。長時間使わないときは、プラグを抜きましょう。

2. 炊飯器の保温は「4時間まで」

同じ「保温」の話で、炊飯器には具体的な目安が出ています。

ごはんを炊飯器で保温するのは、4時間までが目安です。保温のためのエネルギーより、電子レンジで温め直すエネルギーの方が少なくなります。

4時間を超えるなら、保温を切って、食べるときにレンジで温め直すほうが省エネということです。あわせて、

長く保温しないようにしましょう。保温時間が長くなると電力の消費量が増え風味も悪化します。

3. 下ごしらえは電子レンジのほうが安い

ガスコンロと電子レンジを比べた数字です。100gの食材を、1Lの水(27℃程度)に入れ沸騰させ煮る場合と、電子レンジで下ごしらえをした場合の比較(365日、1日1回使用)。

食材 ガスコンロ 電子レンジ 差
葉菜(ほうれん草、キャベツ) ガス8.32m3=約1,350円 電気13.21kWh=約410円 約940円
果菜(ブロッコリー、カボチャ) ガス9.10m3=約1,470円 電気15.13kWh=約470円 約1,000円
根菜(ジャガイモ、里芋) ガス9.48m3=約1,540円 電気22.01kWh=約680円 約860円

どれも電子レンジのほうが3分の1以下です。サイトのレッスンにも、

煮込み料理の野菜はチンしてから鍋へ。煮崩れも少ないようです。(中略)ガス代の大幅節約になります。

※食材の量等により異なる、という注記が付いています。

4. テレビは「明るさ」より先に「掃除」

サイトの見出しが印象的です。

明るさ調節する前に、画面の掃除を。
テレビ画面は静電気でホコリを寄せ付けやすいので、汚れやすいもの。一週間に一度くらいは掃除をしましょう。

そのうえで、画面設定についての具体的な指示があります。

映像モードが選択できる機種は、標準モードや、リビングモードなどに設定しましょう。画面を明るくくっきりと見せる「ダイナミックモード」などは、消費電力が大きくなります。

省エネモードとして挙げられているのは3つです。

  1. 明るさセンサー:部屋の明るさに合わせて画面の明るさを自動調整
  2. 無信号電源オフ機能:一定時間信号がないと自動的に電源をオフ
  3. 無操作電源オフ機能:一定時間操作をしないと自動的に電源をオフ

名称や機能はメーカーによって異なるため、取扱説明書を確認するよう案内されています。

もうひとつ、見落としやすい項目です。

ゲームが終わったらテレビもOFF。テレビゲーム機の電源を消すと、テレビ画面には何も映っていないので忘れがちですが、テレビの電源は入ったまま。

5. スクリーンセーバーは省エネではありません

はっきり否定されています。

きれいなので、設定している人も多いですが、実際には、消費電力は下がりません。特に3Dのスクリーンセーバーは、描画処理にCPUパワーを多く使うため、パソコンを操作していないのに、かえって消費電力があがるものもあります。

効くのは電源オプションのほうです。「モニタの電源をOFF」から「システムスタンバイ」にすると、デスクトップで年約390円。

なお、サイトは「国際エネルギースターロゴ」にも触れています。これが付いたOA機器は、待機状態が一定時間を経過すると省エネモードに自動的に切り替わる機能を持っているとのことです。

6. レコーダーの「高速起動」は待機電力が大きい

スイッチを入れるとすぐに使えるようになる「高速起動モード」や「クイックスタート機能」を設定していると、待機時消費電力が大きくなります。少し待つゆとりが省エネにつながります。

あわせて時刻表示等をオフにする設定も挙げられています。金額の試算は出ていませんが、電気ポットの例と同じ「つけっぱなし」の構造です。

7. ガスコンロと食器洗い乾燥機

ガスコンロのレッスンは、どれも道具の使い方です。

  • 鍋の水滴をふき取ってから、コンロに(底が濡れたままだと、水を蒸発させるのに余分なエネルギーが必要)
  • 丸い底より、平たい底のほうが熱効率が良い
  • 点火するのは、鍋ややかんをのせてから

食器洗い乾燥機については、

  • 洗浄終了後、扉を開けて余熱だけで乾燥させれば省エネ
  • 食器の点数が少ないときは「少量コース」等を選ぶ
  • 洗剤は適量(多く入れすぎても洗浄性能はほとんど変わりません)

8. 数字の前提

項目 単価
電気 31円/kWh(令和4年7月 全国家庭電気製品公正取引協議会 新電力料金目安単価・税込)
ガス 162円/m3(平成29年版ガス事業便覧 平成28年度実績を45MJに換算・税込)

サイト自身が「電気・ガス等の料金単価は、時期や地域により異なります」と注記しています。掲載データは省エネルギーセンターの実測値で、使用する機器・居住地域・住宅によって異なるとされています。

9. 実務としてやること

  1. 電気ポットの保温をやめる(年約3,330円)
  2. 炊飯器の保温は4時間まで。それ以上ならレンジで温め直す
  3. 野菜の下ごしらえをレンジに(年約860〜1,000円)
  4. 食器洗いの給湯温度を2℃下げる(年約1,430円)
  5. テレビは画面を拭き、映像モードを標準に
  6. レコーダーの高速起動を切る
  7. PCはスクリーンセーバーではなく電源オプションを見直す

当サイトでは特定の製品を推奨しません。算出根拠は資源エネルギー庁の省エネポータルサイトでご確認ください。

FAQ

電気ポットは保温しないほうが安いのですか。

サイトの試算では、6時間保温した場合とプラグを抜いて再沸騰させた場合の比較で、後者のほうが年間で電気107.45kWh(約3,330円)少なくなっています。

炊飯器の保温は何時間まで大丈夫ですか。

4時間までが目安とされています。それを超えると、電子レンジで温め直すほうがエネルギーが少なくなります。

ガスコンロと電子レンジ、どちらが安いですか。

下ごしらえについては、掲載されている3つの比較すべてで電子レンジのほうが安い結果です(葉菜・果菜・根菜)。

スクリーンセーバーは節電になりますか。

なりません。サイトは「実際には、消費電力は下がりません」とし、3Dのものはかえって消費電力があがるものもあるとしています。

テレビの設定はどこを見ますか。

映像モードです。「ダイナミックモード」などは消費電力が大きく、標準モードやリビングモードが推奨されています。名称はメーカーによって異なるため取扱説明書をご確認ください。

参照した一次情報

  • 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト「無理のない省エネ節約(AV・情報家電)」 enecho.meti.go.jp
    2026年9月21日確認。テレビ2項目・パソコン2項目の省エネ効果、テレビの省エネレッスン(主電源・ゲーム・画面の掃除・映像モード・省エネモード3種)、レコーダーの高速起動、スクリーンセーバーと国際エネルギースターロゴに関する記述はこのページに基づきます。
  • 同「キッチン」 enecho.meti.go.jp
    2026年9月21日確認。ガス給湯器の設定温度、電子レンジによる下ごしらえの3パターン、炊飯器の保温4時間、電気ポットのプラグ、ガスコンロの炎の調節と省エネレッスン、食器洗い乾燥機の省エネレッスンに関する記述はこのページに基づきます。冷蔵庫の数値は別の記事で扱っています。
  • 同「無理のない省エネ節約」(算出根拠) enecho.meti.go.jp
    2026年9月21日確認。電気31円/kWh、ガス162円/m3の換算係数および元データの出典に関する記述はこのページに基づきます。

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この記事は当サイト運営者が執筆しました。上記の確認日以降に資源エネルギー庁の記載や料金単価が変わっている可能性があります。ご自宅の節約額は、契約中の料金単価と実際の使い方で計算してください。

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