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結論:白熱電球1個をLEDに替えると、年間で約2,883円です
資源エネルギー庁の省エネポータルサイトは、家庭でできる省エネ行動を金額に換算して公開しています。照明の項目から、数字だけ先に並べます。
| やること | 条件 | 年間の省エネ量 | 年間の節約額 |
|---|---|---|---|
| 白熱電球 → 電球形LED | 54W→7.5W(年2,000時間使用) | 電気93.00kWh | 約2,883円 |
| 電球形蛍光ランプ → 電球形LED | 12W→7.5W(年2,000時間使用) | 電気9.00kWh | 約279円 |
| 蛍光灯器具 → LED照明器具 | 68W→34W(年2,000時間使用) | 電気68.00kWh | 約2,108円 |
| 点灯時間を1日1時間短く | 7.5WのLED電球1灯 | 電気2.74kWh | 約85円 |
| 点灯時間を1日1時間短く | 34WのLED照明器具1灯 | 電気12.41kWh | 約385円 |
| 就寝前に50%に調光 | 34WのLED照明器具1灯を1日1時間 | 電気6.21kWh | 約192円 |
ここから読み取れることは、はっきりしています。
- まだ白熱電球が残っているなら、そこが一番大きい(1個で約2,883円)
- すでに電球形蛍光ランプなら、差は小さい(約279円)
- 器具ごと蛍光灯のままの部屋があるなら、器具の交換で約2,108円
- すでにLEDの家で「こまめに消す」は、1灯につき年85円〜385円の世界
1. なぜ「すでにLEDなら、こまめに消しても大きくない」のか
表の下3行を見てください。すでにLEDになっている照明の点灯時間を1日1時間減らしても、年85円〜385円です。一方、白熱電球1個をLEDに替えるだけで約2,883円。
電気代を下げたいときに、行動を変えるより先に、器具を替えるほうが効くケースがあるということです。ただしこれは白熱電球や蛍光灯が残っている場合の話で、家じゅうがすでにLEDなら当てはまりません。
2. 計算の前提を確認してください
この金額は、ある前提のもとで計算された値です。サイトに明記されている前提を挙げます。
| 項目 | 値・出典 |
|---|---|
| 電気料金単価 | 31円/kWh(令和4年7月 全国家庭電気製品公正取引協議会 新電力料金目安単価・税込) |
| 使用時間 | 年間2,000時間(1日あたり約5.5時間) |
| CO2排出係数(電気) | 0.488kgCO2/kWh |
| 元データ | 「省エネ性能カタログ2015年夏版」(資源エネルギー庁)および「家庭の省エネ大事典2012年版」(省エネルギーセンター) |
サイト自身が、こう注記しています。
電気・ガス等の料金単価は、時期や地域により異なります。また、市況により適宜改訂されることがあります。最新の料金単価を必要とする場合は、現在、契約しているエネルギー供給事業者などへお問い合わせください。
つまり「約2,883円」はあなたの家の金額ではありません。単価31円/kWhで、年2,000時間使った場合の目安です。1日1時間しか点けない場所なら、節約額はおおむね5分の1以下になります。
また、掲載データは省エネルギーセンターの実測値で、使用する機器・居住地域・住宅によって異なるとされています。
3. 「どこから替えるか」の決め方
節約額は(消費電力の差)×(点灯時間)でほぼ決まります。だから優先順位はこうなります。
- 点けている時間が長い場所から替える(リビング、脱衣所の常夜灯など)
- そのうちまだ白熱電球のものを最優先にする
- 点灯時間が短い場所(納戸、屋根裏など)は後回しでかまわない
玄関や廊下のように点けている時間が読みにくい場所については、サイトが別の答えを出しています。
人感センサー付き照明は、玄関や廊下で人の在・不在を検知し、点灯時間を無駄なく制御できるようになり、快適性を維持しながら無駄な消費電力を抑制することができます。
4. 明るさが落ちるのは、器具が古いからとは限りません
見落とされやすい項目です。
照明が汚れにより1年間で5〜15%明るさが低下します。定期的に掃除をすることで明るさを保ち、無駄な電力使用を防ぎましょう。
1年で5〜15%です。数年放置すれば、それなりに暗くなります。「暗くなったから明るいものに買い替える」の前に、カバーとランプを拭くという順番があります。
5. 寝室は「消す」の前に「下げる」
調光についての項目です。
就寝前に寝室の照明の明るさを下げましょう。
34WのLED照明器具1灯を1日1時間、50%に調光した場合で年間約192円。金額としては小さいですが、就寝前に明るさを落とすこと自体は、睡眠の準備という面でも意味があります。睡眠については睡眠5原則の記事にまとめました。
6. 実務としてやること
- 家の中でまだ白熱電球が残っている場所を探す(一番効きます)
- 点灯時間が長い順に替える
- 玄関・廊下は人感センサーを検討する
- カバーとランプを拭く(1年で5〜15%落ちます)
- 自分の家の単価は検針票または契約中の会社で確認する(31円/kWhは目安値です)
当サイトでは特定の照明製品の性能を検証していません。省エネ効果の算出根拠は資源エネルギー庁の省エネポータルサイトでご確認ください。
FAQ
白熱電球をLEDに替えると、本当に年約2,883円安くなりますか。
54Wの白熱電球を7.5Wの電球形LEDに替え、年間2,000時間使い、電気料金単価が31円/kWhの場合の試算です。条件が違えば金額も変わります。
電球形蛍光ランプからLEDに替える価値はありますか。
同じ条件での試算で年間約279円です。白熱電球からの交換(約2,883円)とは桁が違います。急ぐ必要は小さいという判断材料になります。
単価31円/kWhは今も同じですか。
令和4年7月時点の新電力料金目安単価です。サイト自身が、料金単価は時期や地域で異なり改訂されることがあると注記しています。最新の単価は契約中の事業者にご確認ください。
こまめに消すのは意味がありませんか。
意味はありますが、すでにLEDの照明では1灯あたり年85円〜385円という規模です。白熱電球が残っているなら、そちらを替えるほうが大きく効きます。
照明の掃除はどのくらいの頻度でしますか。
頻度の具体的な指定はありません。汚れにより1年間で5〜15%明るさが低下するとされているので、年1回以上を目安に考えることになります。
参照した一次情報
- 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト「無理のない省エネ節約(照明)」 enecho.meti.go.jp
2026年9月19日確認。各交換パターンの省エネ量・節約額、点灯時間短縮・調光の効果、人感センサー、汚れによる明るさ低下5〜15%に関する記述はこのページに基づきます。 - 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト「無理のない省エネ節約」(算出根拠) enecho.meti.go.jp
2026年9月19日確認。電気31円/kWh(令和4年7月 全国家庭電気製品公正取引協議会 新電力料金目安単価・税込)、CO2排出係数0.488kgCO2/kWh、元データの出典(省エネ性能カタログ2015年夏版・家庭の省エネ大事典2012年版)に関する記述はこのページに基づきます。エアコン・冷蔵庫など照明以外の機器の数値は、本記事では確認していません。
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この記事は当サイト運営者が執筆しました。上記の確認日以降に資源エネルギー庁の記載や料金単価が変わっている可能性があります。ご自宅の節約額は、契約中の電気料金単価と実際の点灯時間で計算してください。



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