暴風雪警報は「大雪+暴風」ではありません|雪の警報・注意報6種類の読み分け

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結論:暴風雪警報は「大雪+暴風」という意味ではありません

気象庁がはっきり書いています。

暴風雪警報は、雪を伴う暴風により重大な災害が発生するおそれがあると予想したときに発表します。暴風による重大な災害のおそれに加え、暴風で雪が舞って視界が遮られることによる重大な災害のおそれについても警戒を呼びかけます。ただし「大雪+暴風」の意味ではなく、大雪により重大な災害が発生するおそれがあると予想したときには大雪警報を発表します。

暴風雪警報が出ているのに大雪警報が出ていないことがあります。それは「雪の量は警報級ではないが、視界が奪われる」という状態です。積雪が少ないから大丈夫、という読み方は逆になります。

1. 雪の警報・注意報は6種類あります

種類 発表される状況(気象庁の説明)
大雪警報 降雪や積雪による住家等の被害や交通障害など、大雪により重大な災害が発生するおそれ
暴風雪警報 雪を伴う暴風により重大な災害。視界が遮られることによる災害も含む
大雪注意報 降雪や積雪による住家等の被害や交通障害など、大雪により災害が発生するおそれ
風雪注意報 雪を伴う強風により災害。「大雪+強風」の意味ではない
なだれ注意報 山などの斜面に積もった雪が崩落することによる人や建物の被害
着雪注意報 著しい着雪により災害。具体的には電線等の断線や送電鉄塔等の倒壊等の被害

「警報」と「注意報」の違いは、重大な災害か、災害かという言葉の差で説明されています。

2. 特別警報は「数十年に一度」

大雪特別警報は、数十年に一度の降雪量となる大雪が予想される場合に発表します。

暴風雪特別警報は、数十年に一度の強度の台風と同程度の温帯低気圧により雪を伴う暴風が吹くと予想される場合に発表します。

暴風雪特別警報の基準に「台風と同程度の温帯低気圧」という表現が使われている点は覚えておく価値があります。冬の低気圧が、台風並みの扱いになることがあるということです。

3. 着雪注意報は、停電の予告として読めます

着雪注意報は、著しい着雪により災害が発生するおそれがあると予想したときに発表します。具体的には、雪が付着することによる電線等の断線や送電鉄塔等の倒壊等の被害が発生する(気温0℃付近で発生しやすい)おそれのあるときに発表します。

気温0℃付近という条件が明記されています。真冬のいちばん寒い日ではなく、雪が湿る温度帯で起きやすい現象です。

電線が切れれば停電します。着雪注意報は、「この地域で停電が起きうる」という予告として使えます。停電への備えは停電の記事にまとめました。

4. なだれ注意報は山の中だけの話ではありません

なだれ注意報はなだれによる災害が発生するおそれがあると予想したときに発表します。山などの斜面に積もった雪が崩落することによる人や建物の被害が発生するおそれがあると予想したときに発表します。

「人や建物」と書かれています。斜面の下に家がある地域では、登山をしない人にも関係します。

5. 大雪で何が起きるか(気象庁の言葉から)

大雪警報・注意報の説明に出てくる被害は2つです。

  • 住家等の被害(積雪の重みによるもの)
  • 交通障害

雪下ろし中の事故や、車の立ち往生はこの「交通障害」「住家等の被害」の中身にあたります。当サイトでは、雪下ろしの安全基準や立ち往生時の対処について一次情報を確認していません。自治体や道路管理者の案内をご確認ください。

6. 警報の名前が変わる予定があります

気象庁は災害の危険度に応じた警報の名称変更を進めています。当サイトでは「危険警報」の記事にまとめていますが、雪の警報がどう扱われるかについては、この記事の一次情報では確認していません。

7. 冬に入る前の確認事項

  1. 自分の地域で過去にどの警報が出ているかを確認する
  2. 着雪注意報=停電の可能性として、暖房と明かりの代替を用意する
  3. 斜面の下に住んでいるならなだれ注意報を通知の対象に入れる
  4. 暴風雪警報のときは積雪量ではなく視界を基準に外出を判断する
  5. 車で出るなら立ち往生した場合の想定(燃料、毛布、飲料)をしておく

停電と寒さへの備えについて

以下は広告です。当サイトでは、これらの製品が冬季の停電にどこまで対応できるかを検証していません。仕様・価格・内容は変更されることがあるため、必ず公式サイトで最新の内容をご確認ください。優劣を示すものではなく、選択肢として並べています。

電源の備え:

Jackery(ジャクリ)のポータブル電源

持ち出し袋の選択肢:

防災士監修の防災グッズ44点セット

FAQ

暴風雪警報が出たら大雪にもなりますか。

「『大雪+暴風』の意味ではなく」とされています。大雪により重大な災害が発生するおそれがあるときは大雪警報が発表されます。

着雪注意報はどんなときに出ますか。

「雪が付着することによる電線等の断線や送電鉄塔等の倒壊等の被害が発生する(気温0℃付近で発生しやすい)おそれのあるとき」とされています。

大雪特別警報の基準は何センチですか。

気象庁の説明は「数十年に一度の降雪量となる大雪」です。具体的な数値は当サイトでは確認していません。

風雪注意報と大雪注意報は何が違いますか。

風雪注意報は「雪を伴う強風」による災害、大雪注意報は「降雪や積雪」による災害です。

なだれ注意報は登山者向けですか。

「人や建物の被害が発生するおそれ」とされており、建物も対象に含まれています。

参照した一次情報

  • 気象庁「気象警報・注意報の種類」 jma.go.jp
    2026年9月17日確認。大雪特別警報・暴風雪特別警報の基準、大雪警報・暴風雪警報・大雪注意報・風雪注意報の説明と「大雪+暴風」「大雪+強風」ではない旨、なだれ注意報、着雪注意報(電線等の断線や送電鉄塔等の倒壊、気温0℃付近)に関する引用はこのページに基づきます。

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この記事は当サイト運営者が執筆しました。気象の専門家による記事ではありません。上記の確認日以降に気象庁の記載が変わっている可能性があります。実際の行動の判断は、最新の気象情報と自治体の情報に従ってください。

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