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結論:残った薬液を取っておくのは危険です
日本ヘアカラー工業会(JHCIA)の記載です。
混合した薬液の残りは効果がなくなります。必ず洗い流して捨ててください。使い切りタイプのヘアカラーを混合した薬液は保存しないでください。ガスが発生して容器が破裂するおそれがあり危険です。
「もったいないから次回に」という発想が、効果がないうえに危険という二重の理由で否定されています。
1. 1剤と2剤を混ぜた時点で反応が始まっています
酸化染毛剤は、混合した瞬間から化学反応が進みます。時間が経てば染める力は失われ、発生したガスは容器の中にたまります。
製品の分類についてはこちらで整理しています。混ぜて使うタイプかどうかは、分類で決まります。
2. 小分けできるタイプの扱い
クリームなど小分けできるタイプは、使用後、混合した薬液の残りを必ず洗い流して捨ててください。また、トレーやブラシも洗ってから、次回のヘアカラーのために保管してください。各製品の使用説明書に書かれている方法をご確認ください。
道具は洗って再利用できますが、混ぜた薬液は残せません。ここが分かれ目です。
3. 使い切りタイプの扱い
乳液タイプなどの使い切りタイプは、使用後混合した薬液の残りを必ず洗い流して捨ててください。残ったボトルは再使用することはできません。
ボトルごと取っておくことはできない、と明記されています。
4. エアゾールタイプの捨て方
ヘアカラーにはエアゾールタイプの製品があります。本製品を捨てる際、火気のない戸外で噴射音が消えるまでレバーを押し、ガスを抜いてください。各製品の使用説明書に書かれている方法をご確認ください。
スプレータイプのカラー剤も同じ考え方です。中身が残ったまま捨てないという点は他のエアゾール製品と共通します。
5. 使う量を先に決める
残液を捨てるのが前提なら、最初から使う量を決めて混ぜるほうが無駄がありません。小分けできるタイプが存在するのはそのためです。
手順全体は自宅でヘアカラーする日の段取りで整理しています。準備の段階でどれだけ使うかを決めておくと、途中で足りなくなる事故も減ります。
6. 過硫酸塩を含む製品は、一度かぶれたら二度と使わない
脱色剤・脱染剤についての重要な記載です。
脱色剤・脱染剤には、過硫酸塩(成分表示名称:過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウムなど)が配合されている製品があります。過去に過硫酸塩配合製品でアレルギー反応のかぶれを起したことのある方は、以後は決して、過硫酸塩配合製品を使用しないでください。
「決して」という強い言い方がされています。ブリーチのリスクについてはこちらで整理しています。
7. 成分表示名称で確認する
過硫酸塩は、製品の成分表示に過硫酸アンモニウム・過硫酸カリウム・過硫酸ナトリウムなどの名称で記載されます。
一度かぶれた経験がある場合、商品名ではなく成分名で確認する必要があります。同じブランドでも中身は変わりますし、違うブランドでも同じ成分が入っていることがあります。
表示の読み方は医薬部外品か化粧品かの見分け方と箱の表示で整理しています。
8. 家庭での実務
- 使う量を決めてから混ぜる(余らせない)
- 残った混合液は必ず洗い流して捨てる
- トレーやブラシは洗ってから保管する
- 使い切りタイプのボトルは再使用しない
- エアゾールは火気のない戸外でガスを抜いてから捨てる
- 過去にかぶれた成分は成分表示名称で避ける
- 捨て方は各製品の使用説明書とお住まいの自治体のルールに従う
当サイトでは、自治体ごとのごみの分別方法を確認していません。容器の分別はお住まいの自治体の案内をご確認ください。
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FAQ
混ぜた薬液は次回に使えますか。
いいえ。効果がなくなります。また使い切りタイプを保存するとガスが発生して容器が破裂するおそれがあります。
残った薬液はどう捨てますか。
必ず洗い流して捨ててください。具体的な方法は各製品の使用説明書をご確認ください。
ブラシやトレーは使い回せますか。
洗ってから、次回のヘアカラーのために保管してくださいとされています。
スプレータイプはどう捨てますか。
火気のない戸外で噴射音が消えるまでレバーを押し、ガスを抜いてくださいとされています。
前にブリーチでかぶれました。次は大丈夫ですか。
JHCIAは「以後は決して、過硫酸塩配合製品を使用しないでください」としています。成分表示名称で確認してください。
参照した一次情報
- 日本ヘアカラー工業会「使用後の薬液の取扱いを確認しましょう」 jhcia.org
2026年9月16日確認。混合した薬液の残りは効果がなくなること、使い切りタイプを保存するとガスが発生して容器が破裂するおそれがあること、小分けできるタイプと使い切りタイプそれぞれの取扱い、トレーやブラシの洗浄と保管、エアゾールタイプの廃棄方法に関する引用はこのページに基づきます。 - 日本ヘアカラー工業会「過硫酸塩配合製品によるアレルギー反応とは」 jhcia.org
2026年9月16日確認。脱色剤・脱染剤に過硫酸塩が配合されている製品があること、成分表示名称(過硫酸アンモニウム・過硫酸カリウム・過硫酸ナトリウムなど)、過去にかぶれた方は以後決して使用しないよう求めている記述の引用はこのページに基づきます。
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この記事は当サイト運営者が執筆しました。医療・化学の専門家による記事ではありません。上記の確認日以降にJHCIAの記載が変わっている可能性があります。実際の使用方法と廃棄方法は各製品の使用説明書に従ってください。かぶれなどの症状が出た場合は皮膚科へご相談ください。


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