ヘアカラーの色持ちは種類で決まる|2〜3か月・2〜4週間・1回で落ちるの違い

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当サイトでは、紹介している製品の効果を検証していません。成分・仕様・価格は変更されることがあるため、購入前に必ずメーカー公式サイトでご確認ください。

結論:色持ちは「製品の良し悪し」ではなく「分類」で決まります

「このカラーは色持ちが悪い」という相談をよく受けます。ただ、実際には製品の分類を変えれば解決することがほとんどです。

日本ヘアカラー工業会(JHCIA)はヘアカラーリング製品を分類し、それぞれの色持ちを明示しています。同じ「髪を染めるもの」でも、色持ちは2〜3か月・約1か月・2〜4週間・シャンプーのたびに落ちる・1回で落ちると大きく違います。

まずここを揃えてから、ケアの話に進んでください。順番が逆だと、どれだけケアしても届きません。

この記事の想定読者

  • 染めてもすぐ色が抜ける、と感じている方
  • 白髪染めとカラートリートメントの違いが分からない方
  • ヘアカラーでかぶれたことがあり、代わりの手段を探している方

1. 分類と色持ちの一覧

JHCIA「ヘアカラーリング製品の分類(詳細)」の記載を整理しました。

分類通称法令上の区分色持ち
A-1 酸化染毛剤ヘアカラー/ヘアダイ/白髪染め/おしゃれ染め医薬部外品2〜3か月
A-2 非酸化染毛剤オハグロ式白髪染め医薬部外品約1か月
B 半永久染毛料(1回で染まるタイプ)ヘアマニキュア化粧品約2〜4週間
B 半永久染毛料(連続使用で徐々に染まるタイプ)カラートリートメント/カラーリンス化粧品シャンプーのたびに少しずつ色落ち
C 一時染毛料ヘアマスカラ/ヘアカラースプレー/ヘアファンデーション化粧品一度のシャンプーで洗い流せる
D-1 脱色剤ヘアブリーチ/ヘアライトナー医薬部外品—(染める作用はありません)
D-2 脱染剤ヘアブリーチ医薬部外品—(残った色素を分解します)

カラートリートメントで「色持ちが悪い」と感じるのは、製品の問題ではありません。そういう仕組みの製品です。

2. なぜ色持ちが違うのか

色素がどこにあるかが違うからです。

酸化染毛剤(ヘアカラー)

JHCIAの説明です。

アルカリにより毛髪が膨潤され、酸化染料が毛髪中に浸透し、酸化して結びつくことで発色します(染毛作用)。同時に、過酸化水素の作用によりメラニン色素が分解され髪色を明るくします(脱色作用)。

髪の内部で色素をつくるため、長く残ります。同時にメラニンを分解するので、地毛より明るくもできます。1剤(酸化染料)と2剤(過酸化水素)を混ぜて使います。

ヘアマニキュア・カラートリートメント

表面についた色素の一部がキューティクルの間を通って、内部に浸透して色がつく。

色素は表層に留まります。だから傷みは少ないかわりに、洗うたびに落ちます。ヘアマニキュアは酸性染料、カラートリートメントは塩基性染料などが使われます。

JHCIAはどちらにも「汗や雨などで色落ちすることがあります」と明記しています。ヘアマニキュアについては「頭皮などの皮膚や爪についてしまうと、すぐにはとれにくいことがあります」「皮膚や衣類、床・洗面台・家具などにつくと、すぐには落としにくいこともあります」とも書かれています。自宅で使う場合は、落ちて困る場所の養生を先にしてください。

一時染毛料

顔料などを表面に付着させるだけなので、一度のシャンプーで落ちます。明日の結婚式まで持てばいい、という用途ならこれで足ります。

3. 白髪染めとおしゃれ染めは、同じ分類です

ここは誤解が多い点です。JHCIAの分類では、白髪染めもおしゃれ染めも同じ「A-1 酸化染毛剤」です。通称が違うだけで、仕組みは同じです。

したがって、「白髪染めだから傷む」わけではありません。傷み方に効くのは、どれだけ明るくするか(=脱色の度合い)や施術の間隔のほうです。

4. かぶれについて(ここは飛ばさないでください)

色持ちより優先度が高い話です。JHCIAの記載を引用します。

ヘアカラーは使用説明書をよく読んで正しくお使いいただければ安心してご使用いただける製品です。しかし、体質や体調などの変化によりかぶれを起こしてしまうことがあります。また、これまでかぶれることなく使用していた製品であっても、花粉症のように突然に症状がでることがあり、かぶれに気付かずヘアカラーを繰り返すと重いアレルギー反応を起こすことがあります。

パッチテストは「毎回」「48時間前」

パッチテストは、ヘアカラーを使用してアレルギー反応が起こるかどうかをヘアカラーの前にお客様自身で確認できる最も有効な方法です。これまで問題なく使用してきた製品であっても、アレルギー反応はある日突然に起こることから、毎回必ず、ヘアカラーの48時間前から実施する必要があります。

テスト部位の観察はテスト液塗布後30分位および48時間後の2回行います。

異常を感じたときの対応も明記されています。

パッチテスト中、塗布部に発疹、発赤、かゆみ、水疱、刺激など皮膚の異常を感じた場合には、手などでこすらないで、すぐに洗い落としヘアカラーはしないでください。48時間以前であっても、同じような異常を感じた場合も同様です。

そして、過去にヘアカラーでかぶれたことのある方やパッチテストで異常を感じた方は絶対に使用しないでくださいとされています。

ブリーチはパッチテストができません

見落とされやすい点です。過硫酸塩を配合した脱色剤・脱染剤について、JHCIAはこう書いています。

過去に過硫酸塩を配合した脱色剤でかぶれたことのある方は絶対に使用しないでください。過硫酸塩を配合した製品では皮膚アレルギー試験(パッチテスト)はできません。

ヘナ含有製品も毎回パッチテストです

「植物由来だから安心」とはなりません。JHCIAは、ヘンナ(ヘナ)およびヘンナ由来物を含有する製品について永久染毛剤(医薬部外品)に準じて、染毛する前に毎回必ずパッチテストを行うよう求めています(平成18年9月6日 薬食安発第0906001号 厚生労働省医薬食品局安全対策課長通知)。

5. かぶれた経験がある方の選択肢

JHCIAは、半永久染毛料について次のように記載しています。

アレルギーは少なく、酸化染毛剤(ヘアカラー)でかぶれた人が代替品としても使用しています。

ヘアマニキュアとカラートリートメントの両方に同じ記載があります。また非酸化染毛剤(オハグロ式)についても「酸化染毛剤でかぶれやすい人でも使用できる場合があります」とされています(ただしこちらも毎回パッチテストが必要です)。

「少ない」であって「ない」ではありません。自己判断で進めず、かぶれた経験がある場合は皮膚科にご相談ください。

6. 色を長く楽しむために、家でできること

ここから先は、当サイトが実験で検証した内容ではありません。JHCIAの記載から論理的に言えることだけを書きます。

  1. カラートリートメントの場合、シャンプーの回数がそのまま色落ちの回数です。「シャンプーのたびに、少しずつ色落ちします」と明記されています。色を保ちたい期間は、洗う回数と洗浄力を見直す価値があります
  2. ヘアマニキュアは汗と雨に弱いことが明記されています。スポーツや梅雨の時期は、その前提で予定を組んでください
  3. 一時染毛料は一度のシャンプーで落ちます。逆に言えば、翌日まで持たせる必要がない場面ではこれが最も髪に負担がありません
  4. 酸化染毛剤で染めた色の褪色速度に、日々のケアがどの程度影響するかは、当方では検証していません。ここで断定的なことは書きません

なお、髪そのものの状態(ダメージ)と色の見え方は別の話です。ダメージの原因については別記事にまとめています。

美容師が教える髪のダメージ原因4選【ヘアケア】

7. 選ぶ順番

  1. どれくらい持たせたいかを決める(1日/2〜4週間/1〜3か月)
  2. その期間に合う分類を選ぶ(上の表)
  3. かぶれの経験の有無を確認する。ある場合は皮膚科へ
  4. 医薬部外品(永久染毛剤)を選ぶなら、48時間前にパッチテストの予定を入れる
  5. そのうえで、製品や色を選ぶ

1番を飛ばして製品から選ぶと、たいてい合いません。

ヘアケア製品を探している方へ

以下は広告です。当サイトではこの製品の効果を検証していません。広告内の表現は広告主によるものです。成分・価格・定期便の条件は変更されることがあるため、必ず公式サイトでご確認ください。

サロン専売品を探す場合

分類の選択で迷う場合や、かぶれの経験がある場合は、自己判断より先に施術者へ相談してください。そのうえで自宅で使うものを探す場合、以下は広告です。美容室専売のヘアケア用品・美容家電を扱う通販サイトで、サロンを検索・予約するサイトではありません。当サイトでは各商品の効果を検証していません。取扱ブランド・価格・在庫は変更されることがあるため、公式サイトでご確認ください。

ビューティーパーク

FAQ

白髪染めのほうが髪は傷みますか。

JHCIAの分類では、白髪染めもおしゃれ染めも同じ「酸化染毛剤」です。通称の違いであって、別の種類の薬剤ではありません。

カラートリートメントだけで白髪は染まりますか。

JHCIAは「繰り返し使用することで徐々に染まります」と記載しています。1回で染め上げる製品ではありません。どの程度染まるかは製品と髪の状態によるため、当方では断定しません。

サロンで染めた色を市販のブリーチで抜けますか。

脱染剤について、JHCIAは「黒く(濃く)染められた色やヘアマニキュアの色をとることは困難です」と記載しています。また「毛髪の手入れが十分でない場合、毛髪を傷めるおそれがありますから、ご使用後は毛髪の手入れを十分にしてください」ともあります。

パッチテストは面倒なので省略できませんか。

できません。JHCIAは「毎回必ず、ヘアカラーの48時間前から実施する必要があります」としています。これまで問題がなかったことは、次も問題がないことの根拠になりません。

ヘナなら安全ですか。

ヘンナおよびヘンナ由来物を含有する製品は、永久染毛剤に準じて毎回パッチテストが必要とされています。植物由来であることは、アレルギー反応が起きないことを意味しません。

参照した一次情報

  • 日本ヘアカラー工業会(JHCIA)「ヘアカラーリング製品の分類(詳細)」 jhcia.org
    2026年9月11日確認。分類・色持ち・染毛のメカニズム・各製品の注意事項の引用はこのページに基づきます。
  • 日本ヘアカラー工業会(JHCIA)「皮膚アレルギー試験(パッチテスト)を実施しましょう」 jhcia.org
    2026年9月11日確認。パッチテストの実施時期・観察タイミング・異常時の対応の引用はこのページに基づきます。

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この記事は毛髪診断士である当サイト運営者が執筆しました。医師ではありません。頭皮や皮膚の症状については皮膚科を受診してください。上記の確認日以降に各機関の記載が変わっている可能性があります。

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