美容師が教える髪のダメージ原因4選【ヘアケア】

ビューティー

多くの女性は自身の髪について何かしらの悩みを持っています。

そのなかでも、お客様からは次のようなことをよく聞かれます。

「髪の毛のダメージを改善したくて、ヘアケアにも力入れてるのに良くならない、、、」

「なぜ髪にダメージが出てくるのか知りたい」

自分ではヘアケアを適切に行っていると思っていても、髪のダメージ(ヘアダメージ)の原因は様々あり、その原因に応じてヘアケアの手段や方法は変わってきます。

本記事では、髪質改善を専門にした、美容院を経営している現役美容師である私が、主な髪のダメージの原因4つについて解説していきます。

主な髪のダメージ原因4選

大きく髪のダメージについて考えると、そこには、

科学的なもの物理的なもの老化的なものがあります。

例えば、老化的なものに関しては、白髪や細くなっていく髪、抜け毛や薄毛などの悩みなどを挙げることが出来ます。

アイロン・コテによる熱ダメージ

髪ダメージの原因のなかで多いのが、アイロンやコテによる熱ダメージです。

これは先ほど説明した原因としては物理的なものに分類されます。

なぜ、熱が原因で髪がダメージを受けるのかというと、髪がタンパク質をメイン構築されているからです。

このタンパク質に熱が加わることによって、タンパク変性(熱変性)という現象が起きてしまい、ダメージへとつながるのです!

例えば、お料理をする際に卵とか肉を加熱した際に固くなってしまうのと同じ現象が髪に起きているということです。

そして、このように熱によってダメージを受けてしまった髪は撥水性になり、水を弾きやすくなってしまいます!

水を弾くということは、水分が髪へと浸透しにくくなるので、それによってトリートメントが髪へと馴染まなくなってしまうのです。

そうするとどうなるかというと、硬くてゴワゴワな髪になってしまうのです。

この、アイロンやコテによる熱ダメージはどの女性に関しても受けている可能性が高いので特に注意が必要です。

老化ダメージ

人間は誰しも歳を取るものです。

その流れには逆らうことは出来ず、老化による様々な弊害が身体へと現れてきます。

それはもちろん髪も例外ではありません!!

これは髪の毛自体に老化によるダメージが表れているわけではなく、根本的には頭皮が老化していることが原因となっています。

年齢と共に頭皮へ老化ダメージが蓄積していき、白髪や抜け毛、髪が細くなったりということが生じてきます。

つまり、このような悩みに関しては髪自体へのケアではなく、頭皮ケアをすることで改善する余地があります!

紫外線によるダメージ

紫外線による髪ダメージは、他にもあるダメージと比べてもかなり大きいとされています。

紫外線というと、夏だけ気を付けていればいいんじゃないの?と考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、それは間違いです!

紫外線は一年を通して我々へと降り注いでいます。

特に頭は体のなかでも最も高い位置にあり、太陽に面している髪の毛はダメージを受けやすい状態にあるのです!

髪が紫外線を浴びてしまうと、髪の内側と外側の色が異なってくるようになります。

これは髪がダメージを受けている証拠で、この痛みが進行していくと乾燥が激しくなり、髪ツヤを失っていきます。

多くの女性は顔や腕などに紫外線対策(クリームやスプレーなど)をしているとは思います。

このような紫外線対策を髪にもしてあげ、浴びてしまった後でアフターケアをすることで、紫外線ダメージは防ぐことが可能になります!

カラーリング・パーマによるダメージ

カラーリングや、パーマによるダメージは化学的なダメージに分類することが出来ます。

最近では若い時からカラーやパーマを行うことが多くなり、これによるダメージは多くの方にとって深刻な問題になっているかと思います。

カラーリングやパーマによるダメージが目に見えて現れる最たるものとしては、髪の乾燥から来る枝毛や・切れ毛を挙げることが出来ます。

これは、髪の毛のキューティクルの低下が引き起こしています。

キューティクルは主に髪の毛の内側にある栄養や水分を保持する役割を担っているので、キューティクルがはがれることで、髪自体に水分がなくなります。

枝毛や切れ毛は、毛先を切ることで見た目的には改善するのですが、やがてまたぶり返すので根本的な解決にはなりません!

ちなみに、枝毛、切れ毛に関しては熱ダメージも原因のひとつです。

最後に

いかがでしたでしょうか?

勿論、今回ご紹介したもの以外にも髪のダメージ原因はありますが、個人的にはこの辺りが多くの方にとって当てはまる原因だと考えています。

このような髪ダメージは美容院での専門的な施術なども非常に効果的なのですが、それ以前にご自宅で行えるホームケアがより重要になってきます。

ご自身の髪ダメージの原因に合わせて、シャンプーやトリートメントを選んでみてください!

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