ブリーチで起きているのは髪の傷みだけではありません|やけどとアナフィラキシー

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結論:ブリーチで起きているのは「やけど」と「アナフィラキシー」です

日本ヘアカラー工業会(JHCIA)の記載です。

明るいヘアカラーへの関心が高まり、過硫酸塩配合ブリーチ剤の需要が急増しています。その一方で、理美容室での過硫酸塩配合ブリーチ剤による「やけど(化学熱傷を含む)」や「アレルギー(アナフィラキシーを含む)」も増えています。

髪が傷むという話ではありません。皮膚と全身の話です。この記事は理美容師向けに示されている内容を、受ける側が知っておく形に整理したものです。

なお、過硫酸塩配合ブリーチ剤には粉末状とクリーム状があります。「パウダーではないから別物」ではありません。

1. やけどは、なぜ起きるのか

やけど(化学熱傷)は、加温や誤った混合比・頭皮へのベタぬりなどにより起こることがあります。

リスクの説明も具体的です。

使用説明書に記載の混合比に従わず薬剤を調合したり、加温したりすると、調合した薬剤の温度が異常に上昇して、頭皮や皮膚にやけどを負ったり、強い刺激を感じ、化学熱傷などによる痛みや炎症を引き起こしたりすることがあります。あわせて、髪の毛が過度なダメージを受け、切れ毛などのトラブルが発生することもあります。

「早く明るくするために温める」は、リスクの側にあります。

施術者に求められている4点

JHCIAが理美容師に示しているチェック項目
お客様の頭皮を確認し、異常がある場合は使用を控えましょう
使用説明書に記載の混合比にしたがって薬剤を調合しましょう
お客様の頭皮に薬剤を極力つけないように施術しましょう
過硫酸塩配合ブリーチ剤を使うときは、加温は控え、放置時間を守りましょう

受ける側から見ると、頭皮に傷や湿疹があるときは、その日はブリーチをしないという判断が正当だということです。

2. アナフィラキシーという言葉

ここがこの記事で一番伝えたい部分です。

過硫酸塩配合の製品を使用中又は直後に、まれに過硫酸塩によってアレルギー反応が突然起こることがあります。とりわけ「アナフィラキシー」という重篤なアレルギー反応(全身じんま疹、呼吸困難、意識障害など)も起こることがあります。

そして対応です。

まれに、重篤なアレルギー反応(アナフィラキシー)が起こることがあります。その際は、救急車を呼ぶなど早急な対処が必要です。

「様子を見る」ではありません。全身のじんましん・呼吸困難・意識障害は、救急要請の対象として明記されています。

突然起こります

アレルギー(アナフィラキシーを含む)は、ある日突然起こることがあります。

これまで何度もブリーチをしてきた方でも同じです。ヘアカラーのアレルギーと同じ構造で、かぶれの記事にも同じ趣旨を書いています。

3. 一度でも経験があれば、二度と使えません

過去にアレルギー反応(全身じん麻疹・呼吸困難・意識障害を含む)を起こしたことがあるか施術前に確認しましょう。アレルギー反応を経験された方は、危険ですから絶対に使用しないでください。

JHCIAは別のページで、こうも書いています。

過硫酸塩配合ブリーチ剤でかぶれ等トラブルがあった方にはメーカーを問わず過硫酸塩配合ブリーチ剤のご使用はお止めください。

「別のメーカーなら大丈夫」はありません。

4. 施術中に異常を感じたら

施術中にお客様が何らかの異常を感じた場合は、直ちに薬剤を洗い流し、医師の診療を受けるようおすすめしましょう。

やけどの項でも、アレルギーの項でも、同じ対応が書かれています。異常を感じたら、その場で言う。これに尽きます。

5. 施術者自身へのリスク

サロンを経営されている方向けの部分です。

お客様へ使用する際は、必ず手袋を着用してください。薬剤を調合する際は、手袋を着用するなど直接皮膚につかないようにご注意ください。更に、パウダーを吸引しないようにご注意ください。

JHCIAは別ページで「手荒れやかぶれの予防、アレルギー発症の緩和には、何よりも手袋を着用することが重要」としています。粉末の吸引についての注意は、ブリーチ特有です。

6. 受ける前に決めておくこと

  1. 過去にブリーチで全身のじんましん・呼吸困難・意識障害を起こしたことがあるか。あれば受けない
  2. 当日、頭皮に傷・湿疹・かさぶたがないかを自分でも確認する
  3. 加温を希望しない(早く明るくしたい気持ちは、リスクと引き換えです)
  4. しみたらその場で言うと決めておく
  5. 体調が悪い日は日を改める

当サイトでは、個別の施術の可否を判断できません。不安がある場合は皮膚科にご相談ください。

ブリーチ後のケア用品を探す場合

以下は広告です。当サイトではこれらの製品の効果を検証していません。広告内の表現は広告主によるものです。成分・価格・定期便の条件は変更されることがあるため、必ず公式サイトでご確認ください。

ケア用品はやけどやアレルギーを防ぐものではありません。上の1〜5が先です。

アウトバスなど、自宅のケア用品を見直す場合:

美容室専売のヘアケア用品・美容家電を扱う通販サイト(サロンを検索・予約するサイトではありません):

ビューティーパーク

FAQ

ブリーチは髪が傷むだけだと思っていました。

JHCIAが挙げているのは、切れ毛などの髪のダメージに加えて、やけど(化学熱傷を含む)とアレルギー(アナフィラキシーを含む)です。

頭皮につけなければ大丈夫ですか。

頭皮に極力つけないことはチェック項目に挙げられていますが、アレルギーは使用中または直後に起こるとされており、それだけで防げるとは書かれていません。

パウダーではなくクリームなら安全ですか。

JHCIAは「過硫酸塩配合ブリーチ剤には粉末状とクリーム状があります」と注記しています。剤形で区別する記載はありません。

自分でブリーチしてもよいですか。

当サイトでは、市販のブリーチ剤の自己使用について一次情報を確認していません。この記事は理美容室での施術に関するJHCIAの情報をもとにしています。市販品については製品の使用説明書をご確認ください。

アナフィラキシーかどうか分からないときは。

判断を待たずに医療機関へ。JHCIAは重篤な反応について「救急車を呼ぶなど早急な対処が必要」としています。

参照した一次情報

  • 日本ヘアカラー工業会「パウダーブリーチ剤」 jhcia.org
    2026年9月12日確認。やけどを防ぐポイントとリスク、アレルギー(アナフィラキシーを含む)を防ぐポイントとリスク、理美容師向けの手袋・粉末吸引の注意の引用はこのページに基づきます。
  • 日本ヘアカラー工業会「ヘアカラー前にお客様へ説明しましょう」 jhcia.org
    2026年9月12日確認。「メーカーを問わず過硫酸塩配合ブリーチ剤のご使用はお止めください」の引用はこのページに基づきます。

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この記事は当サイト運営者が執筆しました。医師による記事ではありません。上記の確認日以降に日本ヘアカラー工業会の記載が変わっている可能性があります。症状がある場合は医療機関を受診してください。

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