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目次
結論:サロンで染めても、確認すべきことは減りません
「プロに任せるから安心」と思われがちですが、日本ヘアカラー工業会(JHCIA)が理美容師向けに示している内容を読むと、お客様側が答えないと成立しない確認がいくつもあります。
この記事は、施術当日の前・中・後で何が起きるかと、施術者が説明すべきとされていることを整理したものです。かぶれそのものの仕組みはヘアカラーでかぶれたときの記事にまとめています。
1. 施術前:聞かれるはずのこと
JHCIAが理美容師に求めているのは、次の確認です。
「過去のヘアカラーでかぶれ等トラブルがなかったか」、「当日のお客様の体調・頭皮等」を忘れずにお客さまへご確認ください。
この2つを聞かれなかった場合は、自分から言ってください。そして、こう続きます。
体調に問題なく、過去のヘアカラーでかぶれ等トラブルがない方でもある日突然かぶれ等トラブルが起こることがあります。また、かぶれる体質は一生続くとも言われています。ヘアカラーでかぶれ等トラブルがあった方へのヘアカラーのご使用はお止めください。
「去年は大丈夫だった」は根拠になりません。
製品を変えても回避はできません
ここは誤解が多い部分です。JHCIAの記載です。
製品や色番、メーカーを変えてもかぶれを避けることはできません。
かぶれた経験がある方への代替として挙げられているのは、製品の変更ではなく種類の変更です。
ヘアマニキュアや酸化染料無配合のカラーリング剤をご提案してください。
ブリーチについても個別に書かれています。
過硫酸塩配合ブリーチ剤でかぶれ等トラブルがあった方にはメーカーを問わず過硫酸塩配合ブリーチ剤のご使用はお止めください。
パッチテストは毎回です
皮膚アレルギー試験(パッチテスト)を毎回必ず行ってください。
サロン向けのヘアカラー製品の正面にも、次の注意事項が記載されているとされています。
- お客様にヘアカラーのリスクと皮膚アレルギー試験(パッチテスト)の必要性をご説明ください
- ヘアカラーでかぶれたことのある方には絶対に使用しないでください
- かぶれを繰り返すと重篤化することがあります
2. 施術中:黙らないこと
JHCIAは、お客様側の行動としてこう書いています。
頭皮等にしみる、チクチクする等の異常を感じた時は直ちに理美容師さんへお申し出ください。
息苦しさ・めまい等の気分の悪さ、じんましん等の皮膚異常が現れた時は、直ちに理美容師さんへ伝え、ヘアカラーをよく洗い流してもらってください。すぐに医師の診療を受けてください。
理美容師側には、しみやすい方への対応が示されています。
頭皮保護オイル等を活用し、なるべく頭皮につけないように塗布しましょう。(中略)お客さまにお声かけし、体調等に変化がないか確認しましょう。
「前にしみたことがある」と先に伝えれば、塗り方を変えてもらえるということです。我慢する必要はありません。
目に入った場合
万一、ヘアカラーがお客さまや理美容師の目に入ってしまった場合は、絶対にこすらないで、直ちに水またはぬるま湯で15分以上よく洗い流し、すぐに眼科医の診察を受けてください。
15分以上です。そして眼科です。
3. 流すとき:残りやすい場所があります
あまり語られない部分ですが、洗い流しの不十分さが挙げられています。
洗い流しが不十分だと、髪・頭皮を傷めることに。ロングヘアの方、ネープ・こめかみ部分などはヘアカラーの洗い流しが不十分になりがちです。
ネープは襟足のことです。髪が長い方は、襟足とこめかみを意識してもらうと良いということになります。
乳化についても記載があります。
乳化の際は、強くこすらず、やさしく行いましょう。ヘアカラーの施術により、頭皮・肌は非常に敏感で傷つきやすい状態にあるので、十分注意が必要です。
4. 施術後:本番は帰ってからです
この記事で一番伝えたい部分です。
ヘアカラーによるアレルギー反応は、ご帰宅後に生じることがほとんどです。ご帰宅後、体調などに変化がありましたら、理美容師さんへご連絡しましょう。
サロンを出た時点では分かりません。だから、施術者側にも「ご連絡いただくようお伝えしましょう」と書かれています。
連絡先が分からないまま帰ることのないように、帰る前に電話番号を確認しておくことをおすすめします。
5. 次回:また聞かれるはずです
次回ご来店時、前回のヘアカラー後、体調等に変化がなかったかどうか改めて確認しましょう。ヘアカラーによるアレルギー反応は、花粉症と同じように、突然に症状がでることがありますので、毎回確認することが大切です。
毎回同じことを聞かれるのは、手間ではなく手順です。
6. 当日までにやること
- 予約時に、過去のかぶれの有無を伝える(あれば、いつ・どの部位・どんな症状・どのくらい続いたか)
- パッチテストの48時間前の実施について、予約時に相談する
- 当日、体調が悪ければ申し出る(染めない選択があります)
- しみた経験があれば、塗布前に伝える
- 施術後の連絡先を確認してから帰る
予約を入れたから染めなければならない、ということはありません。
施術後のホームケア用品を探す場合
以下は広告です。当サイトではこれらの製品の効果を検証していません。広告内の表現は広告主によるものです。成分・価格・定期便の条件は変更されることがあるため、必ず公式サイトでご確認ください。優劣を示すものではなく、選択肢として並べています。
アウトバスなど、自宅のケア用品を見直す場合:
美容室専売のヘアケア用品・美容家電を扱う通販サイト(サロンを検索・予約するサイトではありません):
ただし、かぶれの経験がある場合は、製品選びより先に皮膚科の受診をおすすめします。上に引用したとおり、製品を変えてもかぶれは避けられません。
FAQ
サロンでもパッチテストは必要ですか。
JHCIAの記載は「皮膚アレルギー試験(パッチテスト)を毎回必ず行ってください」です。自宅で染める場合と同じ立場が示されています。実施の運用はサロンにご確認ください。
かぶれたことがありますが、サロンなら大丈夫では。
JHCIAは理美容師に対し「ヘアカラーでかぶれたことのある方には絶対に使用しないでください」としています。施術者が誰かの問題ではありません。
ヘアマニキュアなら安全ですか。
JHCIAはかぶれの経験がある方への提案として挙げていますが、当サイトでは「安全」とは書きません。製品ごとの注意事項をご確認のうえ、施術者にご相談ください。
しみるのは効いている証拠ですか。
JHCIAは、しみる・チクチクする等の異常を感じた時は直ちに申し出るよう案内しています。我慢する前提にはなっていません。
帰宅後に異常が出たら、まずどこへ。
JHCIAは施術者への連絡を案内しています。施術中の皮膚異常については「すぐに皮膚科医の診察を受けるようご案内ください」と理美容師向けに書かれています。症状が出ている場合は医療機関を優先してください。
参照した一次情報
- 日本ヘアカラー工業会「ヘアカラー(医薬部外品)をする前に確認しましょう」 jhcia.org
2026年9月12日確認。注意事項とサロン向け製品正面の記載の引用はこのページに基づきます。 - 日本ヘアカラー工業会「ヘアカラーの施術を受ける際、注意しましょう」 jhcia.org
2026年9月12日確認。施術前・中・後の注意の引用はこのページに基づきます。 - 日本ヘアカラー工業会「ヘアカラー前にお客様へ説明しましょう」 jhcia.org
2026年9月12日確認。施術前の確認事項、製品・色番・メーカーを変えても回避できないこと、代替の提案、過硫酸塩配合ブリーチ剤の引用はこのページに基づきます。 - 日本ヘアカラー工業会「施術中、施術後、お客様へ確認しましょう」 jhcia.org
2026年9月12日確認。頭皮保護オイル、目に入った場合、洗い流し、乳化の引用はこのページに基づきます。 - 日本ヘアカラー工業会「次回来店時に確認しましょう」 jhcia.org
2026年9月12日確認。次回来店時の確認と「花粉症と同じように」の引用はこのページに基づきます。
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この記事は当サイト運営者が執筆しました。医師による記事ではありません。上記の確認日以降に日本ヘアカラー工業会の記載が変わっている可能性があります。症状がある場合は皮膚科を受診してください。


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