経営者のための睡眠の整え方|時間の確保が先で、寝具はあと

ビューティー

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この記事は2020年6月に公開したものを、2026年9月9日に見直しました。提携が終了して無効になっていた広告リンクを削除し、出典を確認できなかった記述と、確認した結果まちがっていた記述を修正しています(詳細は末尾の「修正履歴」に記載)。

「最近、眠りが浅い気がする。起きてても集中が続かないし、どうしたらいいんだろう?」

こういった疑問に答えます。

結論:まず「いつもの場所で、いつもより長く」寝てください

寝具や方法を変える前に、睡眠時間そのものを確保するのが先です。順番を逆にすると、何が効いたのか分からなくなります。

この記事を書いたのは、2020年当時36歳だった経営者の私です。立ち上げた頃は深夜2時に寝て朝6時に起きる生活をしていました。最初は気合が入っているので回るのですが、だんだん眠気が勝ってきて、集中が切れ、ミスが増えました。

睡眠時間を8時間とるようにしてからは、日中の効率が明らかに変わりました。ただし、これは私個人の実感であって、誰にでも同じことが起きるという意味ではありません。適切な睡眠時間には個人差があります。

1. 睡眠時間の目安について

米国のシンクタンクRAND Corporation(調査はRAND Europeが実施)が2016年に公表した報告書では、睡眠時間が6時間未満の労働者が7〜9時間の睡眠をとるようになった場合の経済効果を各国について試算しています。

日本については、睡眠不足による経済損失を年間およそ1,380億ドル、GDP比2.92%と試算しており、これは比較対象となった5か国(日本・米国・英国・ドイツ・カナダ)のなかでGDP比が最も大きい数字です。円換算額は為替レートによって変わるため、報道では15兆円とも20兆円とも紹介されています。

つまり「7〜9時間」「6時間未満は少ない」という線引きは、この試算が前提として使っている区分です。医学的な診断基準ではありません。自分にとっての適量は、日中の眠気や集中の続き方で判断してください。

2. 寝不足は判断力に影響します

Dawson と Reid が1997年に科学誌 Nature に発表した研究では、連続して起きている時間が長くなるほど作業成績が下がり、その低下の程度が飲酒時と比較されました。

17〜24時間の連続覚醒で、血中アルコール濃度0.05〜0.10%に相当する作業成績の低下がみられた、というのがこの研究の要点です。

寝ていない状態での経営判断は、それくらいの条件下で下しているということになります。会議の時間を朝に寄せる、重い意思決定を寝不足の日に持ってこない、といった運用でかなり変わります。

3. 睡眠は貯金できません

週末に寝だめをする人がいますが、前もって貯めておくことはできません。足りない状態が積み重なる(いわゆる睡眠負債)だけなので、一定の時間とリズムを作るほうが確実です。

タイムマネジメントは、経営者にとって第一歩だと思っています。

4. 実際にやっている10のこと

以下は私が実践している内容と、一般に言われている睡眠衛生の考え方をまとめたものです。医学的なアドバイスではありません。不眠が続く場合や、日中の強い眠気がある場合は、睡眠外来などの受診をご検討ください。

  1. 睡眠時間を確保して、維持する:日によって大きく増減させない
  2. 起きる時間を一定にする:寝る時間より、起きる時間を固定するほうがリズムがつきやすい
  3. 朝食をとる:起床後1時間以内を目安に
  4. 朝日を浴びる:体内時計を朝にリセットする
  5. 短い昼寝を入れる:15〜20分以内。長く寝ると夜に響きます
  6. 運動は夕方に:寝る直前の運動は寝つきを悪くします
  7. 夕食後のうたた寝を避ける:夜の睡眠が浅くなり、途中で目が覚めやすくなります
  8. パジャマに着替える:寝る合図になります。寝具も見直す価値があります
  9. 寝る前の仕事と飲食を避ける:3時間前を目安に
  10. 気持ちを切り替えて寝る:不安を抱えたまま布団に入ると寝つけません

5. 寝具を見直すなら

寝具は「合う・合わない」の幅が大きく、価格の高さがそのまま自分への適合を意味しません。選ぶときは次を確認してください。

  • ふだんの寝姿勢(仰向け/横向き/うつぶせ)
  • 今の枕で、朝どこが痛くなるか(首・肩・後頭部)
  • 高さを調整できるか
  • 返品・交換の条件と期限

私自身はオーダーメイドの枕を使っています。既製品で合うものが見つからない場合の選択肢のひとつです。

以下は広告です。価格・返品交換の条件・在庫は変更されることがあるため、必ず公式サイトで最新の内容をご確認ください。当サイトでは寝具の効果について断定していません。合うかどうかは個人差が大きいため、返品・交換の可否と期限を先に確認してから検討してください。

六角脳枕

FAQ

8時間寝れば誰でも調子が良くなりますか。

適切な睡眠時間には個人差があります。上に挙げた7〜9時間という区分は、経済損失の試算で使われた前提であって、全員に当てはまる処方ではありません。

寝だめは意味がないのですか。

足りない分をあとから補う効果には限りがあります。前もって貯めることはできません。

寝ているのに疲れが取れません。

時間は足りていても質に問題があることがあります。いびきや日中の強い眠気をともなう場合は、自己判断せず医療機関にご相談ください。

参照した一次情報

  • RAND Corporation / RAND Europe「Why Sleep Matters — The Economic Costs of Insufficient Sleep」(2016年)
    2026年9月9日確認。日本の睡眠不足による経済損失を年間約1,380億ドル、GDP比2.92%と試算。比較5か国中でGDP比が最大。
  • Dawson D, Reid K. “Fatigue, alcohol and performance impairment.” Nature 388, 235 (1997) nature.com
    2026年9月9日確認。17〜24時間の連続覚醒で、血中アルコール濃度0.05〜0.10%相当の作業成績低下。

修正履歴(2026年9月9日)

  • 誤りの訂正:旧版は「オーストラリアのランド研究所が2016年に行った調査によれば、睡眠不足を要因にした1年の経済損失額は約15兆」と書いていました。RANDは米国のシンクタンクであり(調査はRAND Europeが実施)、オーストラリアではありません。また金額は日本についての試算値で、ドル建てでは約1,380億ドル、GDP比2.92%です。円換算は為替で変動します。
  • 誤りの訂正:旧版は「21時間起き続けると血中アルコール濃度が酩酊状態に近づく」と書いていました。原典(Dawson & Reid 1997)の記述は17〜24時間の連続覚醒で血中アルコール濃度0.05〜0.10%相当です。
  • 削除:「快眠コンシェルジュの先生」による発言および「リッチ睡眠TIPS101」というメソッドの紹介は、出典を確認できなかったため取り下げました。
  • 削除:ベータアミロイドと認知症に関する記述は、出典を確認できなかったため取り下げました。
  • 修正:「成人の平均時間は7〜9時間、6時間以下だと赤信号」という断定を、RANDの試算が用いた区分であると明示する形に改めました。
  • 誤字を修正しました(睡眠夫妻→睡眠負債、代位1歩→第一歩 ほか)。
  • 提携終了により無効だった枕3商品の広告リンクと、それに付随する見出しを削除しました。

この記事は当サイト運営者が執筆しました。睡眠に関する記述は一般的な整理であり、診断や治療の助言ではありません。

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