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結論:木の下は危険です。幹・枝・葉から2m以上離れます
雨宿りで木の下に入るのは、雷に関しては最悪の選択に近いものです。気象庁の記載です。
高い木の近くは危険ですから、最低でも木の全ての幹、枝、葉から2m以上は離れてください。
そして「雷の活動が止み、20分以上経過してから」安全な空間へ移動する、とされています。音が止んだ直後に動き出さないことです。
1. 安全な空間はどこか
鉄筋コンクリート建築、自動車(オープンカーは不可)、バス、列車の内部は比較的安全な空間です。また、木造建築の内部も基本的に安全ですが、全ての電気器具、天井・壁から1m以上離れれば更に安全です。
ポイントは3つです。
- 車は安全(ただしオープンカーは不可)
- 木造でも屋内なら基本的に安全
- 屋内でも電気器具・天井・壁から1m以上離れるとさらに安全
2. 逃げ込む場所がない場合の「保護範囲」
気象庁が示す退避の方法です。
電柱、煙突、鉄塔、建築物などの高い物体のてっぺんを45度以上の角度で見上げる範囲で、その物体から4m以上離れたところ(保護範囲)に退避します。
そのうえで、
- 姿勢を低くする
- 持ち物は体より高く突き出さない
- 雷の活動が止み、20分以上経過してから安全な空間へ移動する
「45度以上で見上げられる範囲」かつ「4m以上離れる」という2つの条件を同時に満たす場所です。近すぎても遠すぎてもいけません。
3. 保護範囲でも、座り込むのは危険です
保護範囲に退避していても、落雷地点の近くで座ったり寝ころんでいたりしていると、地面に接触している身体の部分に、しびれ、痛み、ヤケドが発生し、ときには歩けなくなることがあります。
雷は落ちた地点から地面を伝わります。「低い姿勢」は必要ですが、地面に体を広く接触させるのは別の危険を生みます。
4. どこに落ちるかは選べません
雷は、雷雲の位置次第で、海面、平野、山岳などところを選ばずに落ちます。近くに高いものがあると、これを通って落ちる傾向があります。
人に落ちやすい場所として、気象庁は次を挙げています。
- グラウンド、ゴルフ場、屋外プール
- 堤防や砂浜、海上などの開けた場所
- 山頂や尾根などの高いところ
5. 冬の日本海側は、夏より雷が多い
これは意外に知られていません。気象庁の平年値(1991〜2020年の30年平均)です。
年間の雷日数は東北から北陸地方にかけての日本海沿岸の観測点で多く、金沢の45.1日が最多です。これは、夏だけでなく冬も雷の発生数が多いためです。
月別で見ると、宇都宮のような内陸部では夏に多く、金沢のような日本海側の地方では冬に多くなっています。
なお気象庁は、2020年2月3日までに新潟・名古屋・広島・高松・鹿児島を除く各地方気象台および測候所が目視観測を自動化したため、金沢・高知・宇都宮の平年値は自動化以前の観測値から求めた参考値であり、現在の自動化後の雷日数との比較には利用できないと注意しています。
6. 雷鳴が聞こえた時点で、もう差し迫っています
雷鳴が聞こえるなど雷雲が近づく様子があるときは、落雷が差し迫っています。
「まだ遠いから大丈夫」という判断は、気象庁の書き方には出てきません。音が聞こえたら避難を始める、が前提です。
7. 屋外の仕事・イベントで決めておくこと
- 中断の合図を誰が出すか(雷鳴が聞こえた時点、という基準にしておく)
- 避難先(鉄筋コンクリート建築か、車両か)を先に決める
- 再開の基準(雷の活動が止んで20分以上)
- 屋内に入った後も電気器具・天井・壁から1m以上
再開の基準を決めていないと、「もう鳴ってないから」で早く戻ってしまいます。20分という数字を共有しておくことです。
8. 雷と停電はセットで考える
落雷は停電の原因になります。停電時に何が止まるかは、停電への備えで整理しています。地震のあとの通電火災対策としての感震ブレーカーとは別の話です。
なお、当サイトでは避雷器(SPD)や電気設備の保護について確認していません。建物側の対策は電気工事店等にご相談ください。
停電と屋外での電源確保
以下は広告です。当サイトでは、これらの製品を落雷・停電時に使用して検証したわけではありません。仕様・価格・在庫は変更されることがあるため、必ず公式サイトで最新の内容をご確認ください。優劣を示すものではなく、選択肢として並べています。
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FAQ
木の下で雨宿りしてもいいですか。
危険です。木の全ての幹、枝、葉から2m以上離れるよう示されています。
車の中は安全ですか。
気象庁は自動車(オープンカーは不可)、バス、列車の内部は比較的安全な空間としています。
屋内なら何をしていても安全ですか。
木造建築の内部も基本的に安全とされていますが、全ての電気器具、天井・壁から1m以上離れれば更に安全とされています。
鳴りやんだらすぐ動いていいですか。
いいえ。雷の活動が止み、20分以上経過してから安全な空間へ移動するとされています。
雷が多いのは夏ですか。
地域によります。日本海側は冬に多く、年間の雷日数は金沢の45.1日が最多とされています(1991〜2020年の平年値、参考値を含む)。
参照した一次情報
- 気象庁「雷から身を守るには」 jma.go.jp
2026年9月16日確認。雷鳴が聞こえるときは落雷が差し迫っている旨、落雷しやすい場所、鉄筋コンクリート建築・自動車・バス・列車が比較的安全である旨、木造建築と1m以上という記述、保護範囲(45度以上・4m以上)、木から2m以上、姿勢を低くする、持ち物を突き出さない、20分以上経過してから移動する旨、保護範囲でも座り込むと生じる症状に関する引用はこのページに基づきます。なお同ページは、この部分が日本大気電気学会「雷から身を守るには ― 安全対策Q&A ―」からの引用であることを明記しています。 - 気象庁「雷の観測と統計」 jma.go.jp
2026年9月16日確認。年間の雷日数の平年値(1991〜2020年)と金沢45.1日という数値、日本海側で冬に多い理由、目視観測の自動化と参考値に関する注意書きの引用はこのページに基づきます。
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この記事は当サイト運営者が執筆しました。気象・防災の専門家による記事ではありません。上記の確認日以降に気象庁の記載が変わっている可能性があります。実際の避難行動は、そのときの気象庁および自治体の情報に従ってください。


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