USBを差しただけ、メールを開いただけでも感染します|9つの経路と脆弱性

本記事には広告・アフィリエイトリンクが含まれています。

結論:「見ただけ」「差しただけ」でも感染します

総務省「国民のためのサイバーセキュリティサイト」が挙げている感染経路は9つです。添付ファイルを開くだけではありません。

#主な感染経路要点
1ホームページの閲覧プログラムの脆弱性を悪用するウイルスが埋め込まれたページを閲覧すると、それだけで感染してしまう可能性
2信頼できないサイトで配布されたプログラムのインストール偽セキュリティソフト
3電子メールやメッセージ、添付ファイルの開封よく確認せずに開くと感染
4電子メールのHTMLスクリプト添付ファイルが付いていなくても、HTML形式のメールで感染することがある
5USBメモリからの感染差し込んだだけで自動的に実行されてしまう危険性
6ファイル共有ソフトによる感染正規のファイルに偽装される
7ネットワークのファイル共有共有ディスクを見つけ出して感染していくタイプ
8マクロプログラムの実行Word・Excel等のマクロ機能を悪用(マクロウイルス
9IoT機器(ルータ含む)からの感染ルータやWebカメラ等が外部へ公開されていることで感染し、攻撃者に悪用される

4番と5番と9番が見落とされます。「添付を開かなければ大丈夫」「USBを差すだけなら大丈夫」「ルータは関係ない」は、いずれも成り立ちません。

1. 偽セキュリティソフトの手口

代表的な手口としては、無料のマルウェア(ウイルス等)対策ソフトのように見せかけて、マルウェアをインストールさせようとする「偽セキュリティソフト」の被害があります。具体的には、ホームページなどで「あなたのコンピュータはウイルスに感染しています」のようなメッセージを表示し、利用者を偽の対策ソフトを配布するWebサイトに誘導します。

サポート詐欺と同じ入口です。警告画面が出たら、そこからは何もインストールしない。

2. マルウェアとは何か

利用者が気づかないうちに勝手に活動する(大抵は被害を及ぼす)特殊なプログラムには、ボット、ランサムウェア、キーロガー、スパイウェア、トロイの木馬などの種類があり、これらをまとめて「広義のウイルス」と呼ぶこともあります。最近では、マルウェア(”Malicious Software”「悪意のあるソフトウェア」の略称)という呼び方もされています。

侵入後の活動も書かれています。

侵入したマルウェアは、コンピュータシステムを破壊したり、他のコンピュータに感染したり、そのままコンピュータに残ってバックドアと呼ばれる不正な侵入口を用意したりするなど、さまざまな活動を行います。

自己増殖の方法も具体的です。

コンピュータに登録されている電子メールのアドレス帳や過去の電子メールの送受信の履歴を利用して、自動的にウイルス付きの電子メールを送信するものや、利用者がホームページを見るだけで感染するものも多く

感染すると、お客様に自分の名前でウイルスメールが届くことになります。サロンの顧客リストを持っている場合、被害は自分だけで終わりません。

3. 根本にあるのは「脆弱性」

脆弱性(ぜいじゃくせい)とは、コンピュータのOSやソフトウェアにおいて、プログラムの不具合や設計上のミスが原因となって発生するサイバーセキュリティ上の欠陥のことです。脆弱性は、セキュリティホールとも呼ばれます。

放置した場合のリスクです。

脆弱性を利用した不正アクセスによって、ホームページが改ざんされたり、他のコンピュータを攻撃するための踏み台に利用されたり、ウイルスの発信源になってしまったりするなど、攻撃者に悪用されてしまう可能性があるため、脆弱性は必ず塞がなければなりません。

「踏み台」になると、加害者側になります。店のサイトが改ざんされて、お客様に被害が及ぶ経路です。

4. 塞ぐ方法はアップデートです

脆弱性を塞ぐには、OSやソフトウェアのアップデートが必要となります。(中略)ただし、一度脆弱性を塞いでも、また新たな脆弱性が発見される可能性があるため、常にOSやソフトウェアの更新情報を収集して、できる限り迅速にアップデートを行わなければなりません。

家電も対象です。

近年では、パソコンやスマートフォンに限らず、インターネットに接続される機器(家電製品やカーナビゲーションなど)も増えましたが、これらの機器もコンピュータで動いており、ソフトウェアに脆弱性があると被害を受けるリスクが生じることには変わりありません。

ゼロデイ攻撃

ゼロデイ攻撃とは、OSやソフトウェアの脆弱性が発見されたときに、メーカーが修正プログラムを配布する前に、その脆弱性を利用して行われる攻撃です。(中略)完全な対策は困難といわざるを得ません。そのため、指摘された脆弱性の内容を確認し、危険となる行為を行わないなど、修正プログラムを適用するまでの間は十分な注意が必要です。

5. 店舗でやること

  1. OSとソフトの自動更新をオンにする(パソコン・スマホ・タブレット)
  2. ルータのファームウェアも更新する(9番目の経路)
  3. 対策ソフトを入れ、定義を常に更新する
  4. 出所の分からないUSBメモリを差さない
  5. メールはHTMLでなくてもテキストで読む設定を検討する
  6. Officeファイルのマクロを自動実行しない
  7. 警告画面からは何もインストールしない

総務省の記載です。

ウイルスに感染しないためには機器のソフトウェアを最新の状態にしておく必要があります。マルウェア(ウイルス等)対策ソフトを導入するといった手段も有効ですが、最新のウイルスに対応できるよう、常に更新しておくことが重要です。

当サイトでは、特定の対策ソフトを推奨しません。

自分でサイトを持つ場合

以下は広告です。当サイトでは各社のセキュリティ機能を検証していません。「国内最速」などの表現は広告主によるものです。料金・キャンペーン・最低利用期間は変更されることがあるため、必ず公式サイトで最新の内容をご確認ください。優劣を示すものではなく、選択肢として2つ並べています。

サイトを持つ場合、ホームページの改ざんは自分の側の問題になります。CMSやプラグインの更新も、上の「アップデート」に含まれます。

WordPress以外の用途にも使う場合:ConoHa WING

WordPress専用として使う場合:XServer for WordPress

FAQ

メールを開いただけでも感染しますか。

総務省は「添付ファイルが付いていなくても、HTML形式で書かれているメールの場合、ウイルスに感染することがあります」としています。

USBメモリは安全ですか。

USBメモリをコンピュータに差し込んだだけで自動的にマルウェアが実行されてしまう危険性があります」とされています。

ルータも関係ありますか。

感染経路の9番目に「ルータやWebカメラ等のIoT機器が外部へ公開されていることでマルウェア(mirai等)に感染し、攻撃者に悪用されてしまうことがあります」と挙げられています。

対策ソフトを入れれば大丈夫ですか。

総務省は「有効ですが、最新のウイルスに対応できるよう、常に更新しておくことが重要です」としています。まず「機器のソフトウェアを最新の状態に」が前提です。

ゼロデイ攻撃は防げますか。

完全な対策は困難」とされています。修正プログラムが出るまでは「危険となる行為を行わない」よう案内されています。

参照した一次情報

  • 総務省「国民のためのサイバーセキュリティサイト|マルウェア(ウイルス等)とは?」 soumu.go.jp
    2026年9月15日確認。マルウェアの定義と種類、9つの感染経路、偽セキュリティソフト、自己増殖とアドレス帳の悪用、対策に関する引用はこのページに基づきます。
  • 総務省「国民のためのサイバーセキュリティサイト|脆弱性とは?」 soumu.go.jp
    2026年9月15日確認。脆弱性の定義、改ざん・踏み台・発信源のリスク、IoT機器、アップデートの必要性、ゼロデイ攻撃に関する引用はこのページに基づきます。

関連記事

この記事は当サイト運営者が執筆しました。セキュリティの専門家による記事ではありません。上記の確認日以降に総務省の記載が変わっている可能性があります。被害に遭った場合は、該当サービスの正規窓口および警察にご相談ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました