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結論:警報の名前に「危険」という段が増えました
気象庁の気象警報・注意報の解説ページでは、河川氾濫・大雨・土砂災害・高潮の4つについて、警戒レベルと名称が1対1で対応する形になっています。
| 警戒レベル | 河川氾濫 | 大雨 | 土砂災害 | 高潮 | とるべき行動 |
|---|---|---|---|---|---|
| 5相当 | 氾濫特別警報 | 大雨特別警報 | 土砂災害特別警報 | 高潮特別警報 | 命の危険 直ちに安全確保! |
| 4相当 | 氾濫危険警報 | 大雨危険警報 | 土砂災害危険警報 | 高潮危険警報 | 危険な場所から全員避難 |
| 3相当 | 氾濫警報 | 大雨警報 | 土砂災害警報 | 高潮警報 | 避難に時間を要する人は早めに避難、避難の準備等 |
| 2 | 氾濫注意報 | 大雨注意報 | 土砂災害注意報 | 高潮注意報 | 避難行動を確認(避難場所や避難ルート、避難のタイミング等) |
| 1 | 早期注意情報(警報級の可能性) | 災害への心構えを高める | |||
「警報」と「特別警報」の間に「危険警報」があると覚えると分かりやすくなります。警戒レベルそのものの読み方はこちらで整理しています。
1. この4つ以外は警戒レベルに対応しません
気象庁は、その他の警報・注意報も発表しています。
- 特別警報:暴風、波浪、大雪、暴風雪
- 警報:暴風、波浪、大雪、暴風雪
- 注意報:強風、波浪、大雪、風雪、濃霧、雷、乾燥、なだれ、着氷、着雪、霜、低温、融雪
- 早期注意情報(警報級の可能性):暴風(暴風雪)、波浪、大雪
気象庁は地図表示について、「その他の気象警報・注意報もこの凡例通りの配色としますが、警戒レベルには相当しないことに留意してください」と注意しています。色が同じでも意味が違うということです。
2. 大雪は警戒レベルの体系に入っていません
上の一覧のとおり、大雪は特別警報・警報・注意報・早期注意情報のすべてがありますが、警戒レベルには対応しません。雪による災害は避難情報の枠組みと別に動きます。
雪に関係する注意報は大雪、風雪、なだれ、着氷、着雪、霜、低温、融雪と細かく分かれています。「大雪注意報が出ていないから安心」とは限りません。
3. 発表は市町村ごと。ただし河川は別
河川氾濫以外に関する気象警報・注意報は原則として個別の市町村を発表区域として、河川氾濫に関する気象警報・注意報は洪水予報河川ごとに定められた河川予報区単位で発表しています。
河川が別単位になった理由も書かれています。
どの河川が氾濫するのかを認識した上で対象とする地域を絞り込んで発令することが重要であり、そのトリガーとなる防災気象情報は河川ごとに発表することが望ましい
令和4年から令和6年にかけて行われた「防災気象情報に関する検討会」での整理とされています。
4. 発表基準は市町村ごとに違います
気象警報・注意報の発表基準は、市町村ごとに過去の災害を網羅的に調査した上で、災害発生に密接に結びついた気象要素(風速、潮位や雨量指数等)等を用いて設定しています。
同じ雨量でも、隣の市では警報にならないことがあります。その土地の災害の履歴に合わせて基準が作られているためです。
5. リードタイムは概ね3〜6時間
例えば、警報は重大な災害が発生するような警報級の現象が概ね3〜6時間先に予想されるときに発表することとしています。
この時間の意味も明示されています。
このリードタイムは、気象警報・注意報が防災関係機関や住民に伝わり安全確保行動がとられるまでにかかる時間を考慮して設けていますが、現象の予想が難しい場合には、リードタイムを確保できない場合もあります。
なお、一部の警戒レベルに対応した警報では、異なるリードタイムが設けられているとされています。
6. 5日先までの「早期注意情報」
警報級の現象が5日先までに予想されているときには、その可能性を「早期注意情報(警報級の可能性)」として[高]、[中]の2段階で発表しています。
ただし注意もあります。
[高]や[中]が発表されていなくても、天候の急激な変化に伴って警報等が発表される場合もありますので、いつ警報等が発表されても対応できるように、警報等の発表時の対応を普段から考えておくことが大切です。
7. 段階的に出される、という設計
災害に結びつくような激しい現象が予想される数日前から早期注意情報(警報級の可能性)や気象解説情報を発表し、その後の危険度の高まりに応じて、気象警報・注意報、気象防災速報を段階的に発表しています。
つまり最初の情報は数日前に出ています。直前の情報だけを見ていると、準備の時間を丸ごと失います。雨と風の読み方は雨の階級と風の用語で整理しています。
8. 見通しは24時間先まで表示されます
気象庁ホームページでは、市町村ごとの表示に「時系列情報(明日までの警報等の見通し)」が、気象警報・注意報が発表されていない時も含め常時提供されています。危険度や雨量等の予想値は最大で概ね24時間先まで表示されます。
また、気象警報・注意報には各現象が予想される時間帯のほか、雨量や波の高さの予測値が記載されており、予測が変わったときは内容が更新されます。常に最新の情報を確認してください。
停電と避難への備え
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FAQ
「危険警報」とは何ですか。
河川氾濫・大雨・土砂災害・高潮について、警戒レベル4相当に位置づけられた警報の名称です。とるべき行動は「危険な場所から全員避難」とされています。
大雪警報は警戒レベルいくつですか。
大雪は警戒レベルに対応していません。地図上で同じ配色でも、警戒レベルには相当しない点に留意が必要です。
警報はどのくらい前に出ますか。
警報は概ね3〜6時間先に予想されるときに発表されます。ただしリードタイムを確保できない場合もあります。
隣の市には出ているのに、うちには出ません。
発表基準は市町村ごとに過去の災害を調査した上で設定されています。発表区域も原則として市町村単位です。
数日先の情報はありますか。
早期注意情報(警報級の可能性)が5日先まで[高][中]の2段階で発表されます。
参照した一次情報
- 気象庁「気象警報・注意報」 jma.go.jp
2026年9月16日確認。警戒レベルに対応した河川氾濫・大雨・土砂災害・高潮の特別警報/危険警報/警報/注意報と早期注意情報の対応表およびとるべき行動、その他の特別警報・警報・注意報・早期注意情報の種類、警戒レベルに相当しない旨の注意、発表区域(市町村単位と河川予報区単位)とその理由、市町村ごとの発表基準、リードタイム(概ね3〜6時間)とその考え方、早期注意情報の5日先・[高][中]、段階的な発表、時系列情報と概ね24時間先までの表示、警報・注意報の記載内容と更新に関する引用はこのページに基づきます。
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この記事は当サイト運営者が執筆しました。気象・防災の専門家による記事ではありません。上記の確認日以降に気象庁の記載が変わっている可能性があります。実際の避難行動は、そのときの気象庁および自治体の情報に従ってください。


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