本記事には広告・アフィリエイトリンクが含まれています。
目次
結論:台風の眼に入って静かになっても、終わっていません
気象庁の記載です。
台風の眼に入ると風は急に弱くなり、時には青空が見えることもあります。しかし、眼が通過した後は風向きが反対の強い風が吹き返します。台風の眼に入った場合の平穏は「つかの間の平穏」であって、決して台風が去ったわけではありません。
この「吹き返し」で、いったん外に出てしまって被害に遭う、という流れがあります。静かになった時間は、片付けに出る時間ではありません。
1. 進行方向の右側が強くなります
台風は巨大な空気の渦巻きになっており、地上付近では上から見て反時計回りに強い風が吹き込んでいます。そのため、進行方向に向かって右の半円では、台風自身の風と台風を移動させる周りの風が同じ方向に吹くため風が強くなります。逆に左の半円では台風自身の風が逆になるので、右の半円に比べると風速がいくぶん小さくなります。
日本に来る台風は多くが南から北東へ進みます。その場合、右側にあたるのは進路の東側です。同じ「接近」でも、自分の地域が進路の右か左かで条件が変わります。
中心付近については、こう書かれています。
中心(気圧の最も低い所)のごく近傍は「眼」と呼ばれ、比較的風の弱い領域になっています。しかし、その周辺は最も風の強い領域となっています。
2. 風向きの変化で、進路が読めます
これは知っておくと役に立ちます。
ある地点の西側または北側を、台風の中心が通過する場合、その地点では、「東→南→西」と時計回りに風向きが変化します。逆に、ある地点の東側や南側を、台風の中心が通過する場合は「東→北→西」と反時計回りに変化します。
| 風向きの変化 | 台風の中心が通る場所 |
|---|---|
| 東→南→西(時計回り) | 自分のいる場所の西側または北側 |
| 東→北→西(反時計回り) | 自分のいる場所の東側または南側 |
| ほとんど変わらないまま強くなる | 真上を通過(この後、眼と吹き返しが来ます) |
気象庁も注記しています。
周りに建物などがあると、必ずしも風向きがこのようにはっきりと変化するとは限りませんが、風向きの変化は台風に備える際の参考になります。
3. 地形と建物で、局地的に強くなります
台風の風は陸上の地形の影響を大きく受け、入り江や海峡、岬、谷筋、山の尾根などでは風が強く吹きます。また、建物があるとビル風と呼ばれる強風や乱流が発生します。道路上では橋の上やトンネルの出口で強風にあおられるなど、局地的に風が強くなることもあります。
「この地域の予想風速」と、自分が通る道の風は別です。橋とトンネルの出口は、名指しで挙げられています。
4. 竜巻とフェーン現象
台風が接近すると、沖縄、九州、関東から四国の太平洋側などでは竜巻が発生することがあります。また、台風が日本海に進んだ場合には、台風に向かって南よりの風が山を越えて日本海側に吹き下りる際に、気温が高く乾燥した風が山の斜面を吹き下りるフェーン現象が発生し空気が乾燥するため、火災が発生した場合には延焼しやすくなったりします。
静岡は「関東から四国の太平洋側」に含まれる位置にあります。台風=雨と風、だけではありません。
5. 接近前にやること
- 自分の地域が進路の右側か左側かを確認する
- ベランダ・駐車場・店先の飛ぶものを全部しまう(看板、のぼり、植木鉢、ごみ箱)
- 雨戸やシャッターがなければ、窓から離れられる部屋を決めておく
- 停電を前提に、スマホの充電・照明・飲料水を用意する
- 外出予定がある場合、橋とトンネルの出口を通るルートかどうかを見る
- 静かになっても外に出ないと家族で決めておく
避難の判断そのものは警戒レベルの記事にまとめています。防災気象情報は自治体の避難指示より先に出ます。
備えを用意する場合
以下は広告です。当サイトでは中身を確認していません。内容物・価格・送料・容量は変更されることがあるため、必ず公式サイトで最新の内容と、必要な品目が含まれているかをご確認ください。
停電時の電源を確保する場合:
持ち出し品をまとめて用意する場合:
FAQ
台風の右側と左側は、どちらが進行方向基準ですか。
気象庁の記載は「進行方向に向かって右の半円」です。台風が進む向きを基準にします。
眼に入ったら避難できますか。
気象庁は「つかの間の平穏であって、決して台風が去ったわけではありません」としています。眼の周辺が最も風の強い領域とも書かれています。
予想進路の線から外れていれば安全ですか。
当サイトでは進路予報の読み方について確認していません。風は地形や建物の影響を大きく受けるとされています。最新の気象情報と自治体の情報をご確認ください。
風速はどれくらいから危険ですか。
気象庁は参考資料として「風の強さと吹き方」を挙げています。当サイトでは具体的な数値の目安を示しません。気象庁のページでご確認ください。
台風のときに火災の話が出るのはなぜですか。
台風が日本海に進んだ場合のフェーン現象で空気が乾燥し、「火災が発生した場合には延焼しやすくなったりします」と気象庁が記載しています。
参照した一次情報
- 気象庁「台風に伴う風の特性」 jma.go.jp
2026年9月13日確認。進行方向右半円で風が強くなること、眼と吹き返し、風向きの変化と進路の関係、地形・建物・橋やトンネル出口での局地的な強風、竜巻とフェーン現象に関する引用はこのページに基づきます。
関連記事
- 避難指示が出る前に動いてよい|警戒レベル1〜5と、気象庁が示す判断の順番
- 南海トラフ地震は駿河湾から|2026年で前回から80年、一度で終わらない可能性
- 停電に備える|何日分を想定するか、ポータブル電源を選ぶときに見る数字
- 【持ち出し用】最低限用意するべき防災グッズリスト
この記事は当サイト運営者が執筆しました。気象や防災の専門資格を持つ者による記事ではありません。上記の確認日以降に気象庁の記載が変わっている可能性があります。実際の行動は、最新の気象情報とお住まいの自治体の情報に従ってください。


コメント