バックアップの対象はファイルだけではありません|送受信メールとURLも残す

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結論:バックアップの対象に、メールとURLが入っています

総務省の記載です。

業務で通常使用するパソコンでは、ワープロソフトや表計算ソフトなどで作成したドキュメントファイルだけでなく、送信した電子メールや受信した電子メール、よく利用するホームページのURLなどの情報も、バックアップしておかなければなりません。

「書類フォルダをコピーして終わり」になっていないか、という話です。やりとりの履歴が消えると、事実関係が確認できなくなります。

1. なぜ必要なのか

安全にパソコンを利用するためには、定期的なバックアップが不可欠です。

壊れる、なくす、盗まれる、暗号化される——原因を問わず、戻せるかどうかは事前にしか決まりません。

2. 方法は大きく4つ

方法総務省の説明
オンラインストレージインターネット上で利用できるファイル保管用サービス。Webブラウザや専用のソフトウェアを利用してデータをやり取りする。複数の利用者でファイルを共有化できるサービスもある
外付けのハードディスク(SSD)他のメディアに比べて高速で、必要に応じた容量を選択できる
DVD-R、DVD+R一度だけ書き込めるDVDメディア。片面一層で4.7GB、片面二層で8.5GB、両面一層で9.4GB、両面二層で17GB
Blu-ray Disc12cmのディスクで1層25GB(2層は50GB)。DVDの5倍以上

このほかファイルサーバにコピーする方法も挙げられています。

3. 追記型と書き換え型の違い

光ディスクには2種類あります。

  • DVD-R・DVD+R:追記型。一度書き込んだデータを消去することはできません
  • DVD-RAM・DVD-RW・DVD+RW:書き換え可能
  • BD-ROM:再生専用でデータを書き換えることはできない
  • BD-R:一度だけ書き込める/BD-RE:複数回書き込める

消せないことは、保存の用途では欠点ではなく利点になる場面があります。あとから書き換えられては困る記録には、追記型が向きます。

4. 「方法と頻度」は自分で決めるものではない

バックアップの方法や頻度等は、企業ごとにルールやポリシーで定められているため、そのルールやポリシーに従う必要があります。

そして、

まず、どのようなバックアップ方法を推奨しているかということを、情報管理担当者や情報システム部門などに確認するか、情報セキュリティポリシーや社内ルールで確認した上でバックアップ方法を決定してください。

小規模な事業所なら、その「ルール」を作る側が自分です。何を、どこに、どれくらいの頻度で、を紙1枚で決めておくだけでも違います。

5. 外部メディアの持ち出しは禁止・制限されていることがあります

外部の記憶媒体にバックアップされた情報は、たとえ個人のパソコン内の情報だからといって外に持ち出したり、机の上に放置したりすることは避けなければなりません。企業・組織にとって重要な情報が含まれる場合がありますので、鍵のかかる場所に保管するなど、適切な保管方法をとるべきです。

さらに、

最近は機密情報や個人情報の漏洩を防止するため、情報セキュリティポリシーで、個人による外部の記憶媒体の利用を禁止または制限している企業が増えてきています。

バックアップを取ること自体が、新しい持ち出しリスクを作ります。コピーが増えるということは、守る対象が増えるということです。

6. サロン・小規模事業者の実務

  1. 何を失うと困るかを書き出す(顧客台帳、予約データ、請求書、写真、メール)
  2. それぞれどこに保存されているかを確認する(端末の中か、クラウドか)
  3. クラウドにあるものも手元に控えを取るか決める
  4. 外付けに取る場合は置き場所を決める(鍵のかかる場所)
  5. 戻せるかどうかを一度試す

5番目が抜けがちです。取っているつもりで、中身が空だったというのは珍しくありません。

7. お客様の情報を含む場合

顧客情報を含むバックアップは、それ自体が個人情報の入った媒体です。扱いの考え方はサロンのSNSと顧客情報で整理しています。

総務省は関連項目として「安全なデータの廃棄」を挙げています。当サイトではその内容を確認していません。古い外付けやDVDを捨てるときは、別途確認してください。

8. 当サイトで確認していないこと

  • 個々のオンラインストレージの仕様、暗号化、保存地域
  • ランサムウェアに備えるための世代管理やオフライン保管の具体的な方法
  • 媒体ごとの寿命

これらは書きません。データがマルウェアで暗号化される事例も総務省の被害事例に項目として挙げられていますが、本記事では事例の本文を確認していません。

サイト運営でサーバーを選ぶ場合

以下は広告です。当サイトでは、これらのサービスのバックアップ機能を検証したわけではありません。仕様・料金・キャンペーンは変更されることがあるため、必ず公式サイトで最新の内容をご確認ください。優劣を示すものではなく、選択肢として並べています。

WordPress以外の用途にも使う場合:ConoHa WING

WordPress専用として使う場合:XServer for WordPress

FAQ

何をバックアップすればよいですか。

総務省は、ドキュメントファイルだけでなく送受信した電子メール、よく利用するホームページのURLなどの情報も挙げています。

どの方法がよいですか。

ファイルサーバ、オンラインストレージ、外付けハードディスク、DVDやBlu-rayなどが挙げられています。方法や頻度はルールやポリシーに従う必要があるとされています。

外付けハードディスクの利点は。

他のメディアに比べて高速で、必要に応じた容量を選択できるとされています。

DVDにはどれくらい入りますか。

片面一層で4.7GB、片面二層で8.5GB、両面一層で9.4GB、両面二層で17GBとされています。Blu-rayは1層25GB、2層50GBです。

バックアップ媒体は持ち歩いてよいですか。

総務省は持ち出しや机上への放置を避け、鍵のかかる場所に保管するよう求めています。組織によっては利用が禁止・制限されています。

参照した一次情報

  • 総務省「国民のためのサイバーセキュリティサイト|データの保護・バックアップ」 soumu.go.jp
    2026年9月16日確認。定期的なバックアップが不可欠である旨、対象に送受信メールやURLを含むこと、方法と頻度はルールやポリシーに従うこと、ファイルサーバ・オンラインストレージ・外付けハードディスク・DVD・Blu-rayという手段とそれぞれの容量および特徴、追記型と書き換え型の区別、外部記憶媒体の持ち出しと保管に関する注意、個人による外部記憶媒体の利用を禁止・制限する企業が増えている旨の引用はこのページに基づきます。

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この記事は当サイト運営者が執筆しました。情報セキュリティの専門家による記事ではありません。上記の確認日以降に総務省の記載が変わっている可能性があります。

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