南海トラフ地震は駿河湾から|2026年で前回から80年、一度で終わらない可能性

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結論:2026年は、前回の南海トラフ地震から80年の年です

気象庁の記載です。

2026年は甚大な被害が発生した昭和南海地震(1946年12月21日)の発生から80年となる節目の年です。前回の南海トラフ地震(昭和東南海地震(1944年)及び昭和南海地震(1946年))が発生してから約80年が経過した現在では、次の南海トラフ地震発生の切迫性が高い状態です。

そして震源域の東端は、駿河湾です。

南海トラフ地震は、駿河湾から日向灘沖にかけてのプレート境界を震源域として概ね100〜150年間隔で繰り返し発生してきた大規模地震です。

静岡で暮らす・商売をするうえで、この記事の内容は前提知識になります。

1. 想定されている規模

科学的に想定される最大クラスの南海トラフ地震(南海トラフ巨大地震)が発生した場合、静岡県から宮崎県にかけての一部では震度7となる可能性があるほか、関東地方から九州地方にかけての太平洋沿岸の広い地域に10mを超える大津波の襲来が想定されています。

項目気象庁の記載
震源域駿河湾から日向灘沖にかけてのプレート境界
発生間隔概ね100〜150年間隔で繰り返し発生
最大クラスの震度静岡県から宮崎県にかけての一部で震度7の可能性
津波関東〜九州の太平洋沿岸の広い地域に10mを超える大津波
前回昭和東南海地震(1944年)/昭和南海地震(1946年)

当サイトでは、個別の住所における震度や浸水の想定を示すことはできません。お住まいの市区町村が公表しているハザードマップをご確認ください。

2. 一度で終わらない可能性があります

ここが、あまり知られていない部分です。

過去には、想定震源域のほぼ全域で同時に地震が発生したことがあるほか、東側半分の領域で大規模地震が発生し、時間差をもって残り西側半分の領域でも大規模地震が発生したこともあります。

前回の南海トラフ地震は、昭和19年(1944年)に起きた昭和東南海地震と昭和21年(1946年)に起きた昭和南海地震で、この2つの地震は約2年の時間差をもって発生しました。なお、西側半分の領域で先に大規模地震が発生する可能性もあります。

つまり「大きいのが来た、これで終わり」とは限りません。約2年という時間差の実例があります。

また「西側が先」の可能性も明記されています。静岡から見ると、遠方で大地震が起きた場合も、自分の地域の備えを解いてよい理由にはならないということになります。

3. 臨時情報が出ないまま起きることもあります

南海トラフ沿いで異常な現象が観測されず、南海トラフ地震発生の可能性の相対的な高まりについてお知らせする「南海トラフ地震臨時情報」の発表がないまま、突発的に南海トラフ地震が発生することもあります。そのため、「日頃からの地震への備え」を実施することが大切であり、大きな地震が起きた時はまずは自分の身を守る行動を取りましょう。

予知を前提にした備えはできない、という整理です。臨時情報は「発表されたら追加の対応をとる」ものであって、「発表されるまで待つ」ものではありません。

臨時情報のキーワード

気象庁は、臨時情報が発表された際のキーワードとして次を挙げています。

  • 巨大地震警戒
  • 巨大地震注意
  • 調査終了

政府や自治体などから呼び掛けられる、「南海トラフ地震臨時情報」のキーワード(巨大地震警戒、巨大地震注意または調査終了など)に応じた防災対応をとることが大切です。

それぞれのキーワードで何をするかは、当サイトでは説明しません。気象庁は内閣府のページ(「南海トラフ地震臨時情報が発表されたら!」およびeラーニング)を関連リンクとして案内しています。そちらをご確認ください。

4. 「東海地震に関連する情報」はもうありません

静岡では長く「東海地震」という言い方が使われてきましたが、気象庁は明確に注記しています。

現在、東海地震のみに着目した「東海地震に関連する情報」の発表は行っていません。

予知を前提とした情報体系から、南海トラフ全体を対象とした「臨時情報」に切り替わっています。古い資料や記憶のまま行動計画を作っていると、実際に出る情報と噛み合いません。

5. 今日できること

気象庁が繰り返し書いているのは「日頃からの地震への備え」と「まずは自分の身を守る行動」です。具体的に落とすと、次の順になります。

  1. 寝ている場所に倒れてくるもの・落ちてくるものがないかを見る
  2. 自宅・店舗が津波の浸水想定区域に入っているかを、自治体のハザードマップで確認する
  3. 入っている場合、どこへ逃げるかを決める(高い場所。距離より高さ)
  4. 家族・スタッフとの連絡方法と、集合場所を決める
  5. 持ち出せる状態の備えを用意する
  6. 電気が止まった前提で、何が困るかを書き出す

1と3は費用がかかりません。先にそこをやってください。

避難の判断そのものについては警戒レベルの記事にまとめています。ただし地震と津波は、警戒レベルの枠組みとは別の動き方になります。揺れたら、情報を待たずに高い場所へが基本です。

備えを用意する場合

以下は広告です。当サイトでは中身を確認していません。内容物・価格・送料・容量は変更されることがあるため、必ず公式サイトで最新の内容と、必要な品目が含まれているかをご確認ください。

買うことは、上の1〜4の代わりにはなりません。逃げる場所を決めていない状態で備蓄だけ増やしても、津波には間に合いません。

持ち出し品をまとめて用意する場合:

防災士監修の防災グッズ44点セット

停電時の電源を確保する場合:

Jackery(ジャクリ)のポータブル電源

FAQ

南海トラフ地震はいつ起きますか。

時期を特定した予測は行われていません。気象庁は「概ね100〜150年間隔で繰り返し発生してきた」「前回から約80年が経過」「切迫性が高い状態」「もしかしたら明日にも起こるかもしれません」と記載しています。当サイトでは確率や時期を示しません。

臨時情報が出たら避難するのですか。

キーワードに応じた防災対応をとるよう案内されています。具体的な対応は内閣府のページで確認してください。当サイトでは対応内容を要約しません。

静岡は震度7になりますか。

気象庁の記載は「静岡県から宮崎県にかけての一部では震度7となる可能性」です。県内一律ではありません。個別の想定はお住まいの自治体の情報をご確認ください。

1回目の地震のあと、どれくらい警戒が必要ですか。

気象庁が挙げている実例は、昭和東南海地震と昭和南海地震の約2年の時間差です。当サイトでは期間の目安を示しません。

東海地震の警戒宣言はまだありますか。

気象庁は「現在、東海地震のみに着目した『東海地震に関連する情報』の発表は行っていません」としています。

参照した一次情報

  • 気象庁「南海トラフ地震について」 jma.go.jp
    2026年9月13日確認。震源域と発生間隔、最大クラスの震度・津波、昭和南海地震から80年、過去の時間差発生、臨時情報のキーワード、東海地震に関連する情報の取扱いに関する引用はこのページに基づきます。

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この記事は当サイト運営者が執筆しました。防災の専門資格を持つ者による記事ではありません。上記の確認日以降に気象庁の記載が変わっている可能性があります。実際の避難や防災対応は、お住まいの自治体および内閣府・気象庁の最新情報に従ってください。

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