目次
入浴の効果とは?
入浴には、温熱作用・水圧作用・浮力作用の3つの効果があります。
・温熱作用
体を温める働きのこと。湯船に浸かると、体温が上がり、皮膚の毛細血管が広がり血流が良くなります。
それにより、新陳代謝が高まり、体内の老廃物や疲労物質が取り除かれ、疲労やこり、痛みが和らぎます。
・水圧作用
体にかかる水の圧力のこと。この圧力はウエストが3〜4センチ細くなるほど効果的*1で、体の表面だけでなく、体内の血管にも作用を及ぼします。
そのため、手足に溜まった血液が押し戻されて心臓の働きが活発になり、血液やリンパの流れを改善します。
・浮力作用
体重が軽くなる働きのこと。プールや海に入ると体が浮くように。、湯船でも浮力が働いていて、体重は普段の10分の一になります。
そのため、体重を支えている筋肉や関節を和らげることができ、体全体の緊張がほぐれます。
*1コラム
お風呂でかかる水圧の変化
空気中に立っているときの状態は、足元に血液が溜まりやすい状態です。
半身浴の時は下半身の分布と同じくらいになるので、心臓への負担が最も少なくなります。
全身浴。とくにどっぷり深い浴槽に浸かると、心臓は拡大し肺が圧迫され下半身の分布も少なくなるため、心臓への負担は最大になります。
日本式の深い浴槽よりも、西洋式の浅い浴槽が実は体には優しいのです。
よくあるヒートショックは温熱効果による血管拡張と、水圧による圧迫の均衡が、急にお風呂を出て水圧からの支配を逃れた血液が一気に皮膚全体に流れ出し、巡るために循環不全(要は脳に足りない状態)になるから起きるのです。
癒しのリラックスバス
ストレス解消には、お湯の温度はぬるめ?あつめ?
実は湯の温度で効果が全く変わります。
心身を急速させてリラックスしたい場合には、ぬるめ。
これは夏は38度から40度、冬なら41度のお湯に浸かると、体がお休みモードになります。これは脳内の副交感神経が刺激されるためです。
副交感神経は体を緊張から解き放つための神経で、睡眠中や食事中に強く働き、心身を休ませて体を癒す効果があります。
シャキッとリフレッシュしたい時は、あつめ。
これは、交感神経が高まることで、心臓の鼓動が高まり、血の巡りが活発になる状態を表します。仕事している時とかそうですね。
リラックスはぬるめ、元気良くなるなら熱め、このように覚えておくと良いでしょう。
コラム2 交感神経と副交感神経
交感神経は緊張や憤怒の時に働く神経で、血圧を上げ脈拍を早め、息が荒くなることで脳内に酸素を送り込む効果があり、発汗効果を促します。胃腸の働きも低下し消化されなくなり、尿意も無くなります。
血管は末梢神経を閉じ必要な筋肉や脳を拡張します。
副交感神経は、リラックスしている状態。血圧は低く、脈拍は遅く、消化が全速力の状態です。末梢神経は広がり手足が温かくなります。
人間にはこの両方が必要で、ひるまは交感神経、夜は副交感神経を優位にするといいでしょう。
自分にとっての寛ぎ空間の作り方。
リラックス効果を高めるには、照明の色を暖色系、カーテンをつけるなら淡いパステル系(ブルーは頭をクールダウンさせ、暖色系は元気つける、究極のリラックスはグリーン系)、さらにいうと絵画やsyさ心を張ると雰囲気が変わり自然な関係の写真や絵は、開放感が得られゆったりできるでしょう。
公衆浴場では難しいですが、自宅ならではの楽しみ方もあります。
飲み物を持ち込んだり音楽や読書、と言った娯楽も市民には格別な時間となるでしょうよ。
コラム3 公衆浴場のルールとマナー
・湯船に入る前は掛け湯をして、汚いところの汚れを落としてから入浴しましょう。
・特別に許可された場合を除き、下着やバスタオルをつけて入浴は禁止。
・髪の毛やタオルは湯船につけない。
・欲室で毛染めをしたらアウト
・上がる時は、全身をよく拭いてから上がれ
・伝染病にかかってる人は入浴できません
それ以外にも独自のルールがあったりするので、必ず提示物をみましょう。ローカルに目をつけられますよ♪
リラックス効果を高める入浴方法。
リラックスには副交感神経が重要という話をしてきましたが、ここではさらにプラスして効果を高める方法を伝授します。
嘘のようにストレスが解放されますよ。
『+α アロマバス』
40度くらいのぬる湯にラベンダーやカモミールを3滴垂らしてかき混ぜます。10分ほど入浴しましょう。
鼻から吸い込んだ香りの成分は脳へと伝わり、自律神経系やホルモン系、免疫系などを刺激します。刺激する部分は香りによって違うため、上手に使い分けると心身のバランスが保たれ、充実したライフをエンジョイできるでしょう。
『+α 腹式呼吸浴』
1:楽な姿勢で目を閉じて、おへその下を両手で軽く押さえます。
2:鼻からゆっくりと息を吸い込み、5秒間息を止めます。この時はお腹を膨らませましょう。
3:口を窄めてゆっくり吐き出し、お腹を凹ませます。 これは副交感神経を優位にし、肺をきれいにし、消化管の活動を活性化し、インナーマッスルにしっかり働く筋トレになります。
冷えに効く入浴方法
・冷えには温冷シャワー
朝起きてから、温水と冷水を交互に浴びると、交感神経が目覚め、シャキッと目覚めることで活動的になれます、。体調不良や心臓の持病がある方、高齢者は行わないようにしましょう。
夜は半身浴で副交感神経を優位にします。
そうすると自律神経が正常に働き、冷えない体へと繋がります。
・効果的なお風呂の温度
冷え性の人は熱いお湯に入るより、ながめのぬるめが鉄則です。38度から41度くらいで20分がいいでしょう。そうすると内部までじんわり温まり、ポカポカになります。
炭酸ガス系の入浴剤を入れると温浴効果が高まり、暖かさが持続します。
肩こり・腰痛対策
私もようつうもちなのでこれはおすすめです。全然違います。
肩こり解消方法を紹介
1:まず入浴。まず40度以下のお湯に10分間全身浴をします。時間があれば20分の半身浴をしましょう。
2:肩に湯をかける。みぞおちまで湯に浸かり肩に湯をかけます。みぎひだりと交互にやりましょう。
3:クビの運動。42度くらいの熱いお湯を首に当てながら首をゆっくり回します。そのあと肩に当て肩を回しましょう。 5〜10回行うと超効果的!おすすめです。
*指先など抹消から洗うことでこりは和らぎます。
お待たせしました。腰痛対策!!
これは慢性的な腰痛に効くプログラムです。ぎっくり腰とかはやめてくださいね。
1:まず入浴!!20分の半身浴をしましょう。
2:湯船の中で腰の体操。バスタブの片方両手で持ちゆっくりひねる、
そのあとふちをもちながら腰を上げたり戻したりするとゆるっと和らぎます。これは浮力と温熱効果で血流も良くなりつつ、鍛えることで症状が緩和します。
3:入浴後に鬼の腹筋。途中で5秒間静止しまた戻します。
4:鬼の背筋。仰向けで両膝を抱え、ゆっくり胸の方へ近づけます。10回くらい繰り返すといい感じであれです。
肌荒れ対策お風呂ケア!!!
なぜ入浴でしっとりするのか・・・
それは温熱効果と水圧効果によります。
この2つの効果で、血流が良くなり、毛穴が開きます。皮脂の分泌が盛んになり、皮膚表面が清潔になり、肌が綺麗になります。
この皮脂の意はバリア機能があるので乾燥も防げます。
また、血行が良くなると新陳代謝が良くなり、28日周期での細胞の生まれ変わりがおき、再生リズムをスムースにします。
さらに内臓の働きも良くなり、結果美しい肌へと導きます。
リラックスと美肌の両方に、入浴は効果的なのです。
ちなみに暑過ぎると刺激が強すぎて皮脂の多くを洗い流してしまい、乾燥します。
42度がベストかなと。
女性はまず化粧を落とし、毛穴を開かせてからゆったりとお湯に浸かりましょう。38〜40度くらいのお湯に20分ほどがオススメです。
薬用の入浴剤を入れると保湿効果が高まります。
そして優しく軽く撫でる程度に洗うと肌を傷つけずに洗えていい感じです。
最後にもう一度湯船に浸かり、リラックス。マッサージをすると血行促進になります。最後にシャワーを強めに当てて、全身マッサージもありよりのありです。
顔パックはお風呂を出る前くらいで流すといいですよ。本当です。
そして最後にワセリンやローション、乳液を塗り保湿すれば、完璧
顔には美容液、体にはボディローションがおすすめです。入浴後15分以内にしないと、保湿しても意味ありません。お気を付けてください。
肘や踵は油分多めのクリームがオススメ。ワセリンとかいいですね。
そして出たら早めに寝る。これが最良の美肌ケアです。10時から2時にかけて成長ホルモンが出るので、そのくらいを目安にできたらいいですね。
次はサウナ編。お楽しみに!!
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